使っているモーターは2つだけ。天才!
突然ですがみなさん、スニーカーの靴ヒモって脱ぎ履きするたび毎回結んだりほどいたりしますか? 個人的な肌感だと、日本人は程良いキツさで固定したままスリッパのように脱ぎ履きし、アメリカ人は毎度キツく結び直しているように思います。そして勝手な解釈ですが、だから彼らはほどくのが面倒で、家の中もベッドの上さえも土足のまま過ごすのだろうと理解しています。
そんな脱ぎ履きを面倒に思うモノグサさんたちの救世主。靴ヒモを結ぶロボットが生まれました。とりあえずこれなら、結ぶ時に横着できます。
なんと、靴ヒモに触れているのは2つのフックだけ。うまくフックを回転させながらヒモをひっかけて操ります。ていうか、靴ヒモを結ぶことへの情熱がすごすぎる。
この「シュー・タイイング・ロボット」を作ったのは、カリフォルニア大学デービス校の生徒さんたち。たった600ドル(約6万6,200円)の予算と2つのモーター、それとたくさんのギアでできています。
ロボットにもいろいろあれど、シンプルかつ実用的なのがイイですよね。普段なにげなく結んでいる靴ヒモですが、メカニズムを紐解けば輪を作って間に通して引っ張って……という非常に複雑なアクションの連続です。それをたった2本のフックでこなしちゃうのはスゴいの一言。
とはいえ動画がタイムラプスなことからわかりますが、実際の動きはかなり遅いんです。もしもうちょっと予算がついたら、もっと速く動けるロボットができるかもしれませんね。そしたら一家に一台です。
Source: YouTube via IEEE Spectrum, Reddit