iPhoneへ影響、出ないと良いけど…。
iPhoneのプロセッサを受注・生産している台湾企業のTSMCが、8月3日の夜からコンピューターウイルスによって複数の工場が一時停止したことを発表しました。
すでにほぼ回復済み
感染度合いは工場によって異なりますが、TSMCのプレスリリースによると、8月5日の14時には影響を受けたツールの80%は回復していて、8月6日には完全回復されると述べています(いずれも現地時間)。
なお、ウイルス感染はサイバー攻撃ではなく、新しいツールのインストールプロセス中の誤動作とのこと。データや機密情報などは漏洩していないとのことです。いやぁ〜、TSMCほどの会社でも、ウイルスの誤感染なんてあるんですね…。
TSMCは今年のiPhoneプロセッサも製造のウワサ
さて、僕ら消費者として気になるのは、ライン停止による製造遅延。ストレートに言えばiPhone争奪戦への懸念です。TSMCは、新型iPhoneのプロセッサも製造していると報じられています。
TSMCによると今回の騒動で第3四半期(7~9月期)の収益への影響は約3%。第3四半期に遅れた出荷は2018年第4四半期(10~12月期)に回復すると述べています。ふむ…。大打撃というわけではなさそうだけど、今まさに新型iPhoneの「A12」プロセッサを量産している最中でしょうし、工場全部じゃないにせよ、3日も工場が止まっては初期出荷に響いてきそうな嫌な予感もしています。
iPhone奪い合いにならないと良いなぁ…。僕は祈るしかない。
Source: TSMC