時には退くことも大事です。
自動車配車サービスのUber(ウーバー)ですが、2年前から自動運転技術を手掛けるOttoを買収して、自動運転トラックの開発をしていたんです。皆さんご存知でした?
ですがその事業は、唐突ながらもうおしまいになります。
自動運転車は、TeslaをはじめAlphabet傘下のWaymoなど、ライバルがひしめき合っている状態です。特にTeslaセミトラックには、頭一つ抜き出られていますからね。諦めるのもまたひとつの正しい決断かもしれません。
REUTERSによると、Uberの開発部門長エリック・メイホファー氏は本件について以下のとおりコメントしています。
自動運転トラックに費やしたチーム全員の労力と技術は、次に進むための最高の道のりだと信じています
自動運転トラックの開発チームは解散し、社内の自動運転開発部門のどこかに異動します。
ちなみにUberは、小規模な運送会社と運送貨物をマッチングさせ、支払いを楽にするアプリ「Uber Freight」の開発にも着手していました。こちらのアプリは急成長したため、継続するとのことです。
Uberは今後、乗用車タイプの自動運転車の開発に注力していきます。でも、アリゾナでは路上を歩いていた女性をはねて死なせてしまったり、サンフランシスコでは運転手がカーナビに素直に従いすぎたため階段に引っかかってしまったりと、Uberの自動運転車による事故はたびたび起こっています。
そんなこんなを乗り越えて、上手くやっていけるのかチョッピリ心配です。
Source: REUTERS, UBERニュースルーム