IFA 2018で登場したスマートフォンをまとめ。おまけあり

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  • author Sam Rutherford : Gizmodo US
  • [原文]
  • Kaori Myatt
IFA 2018で登場したスマートフォンをまとめ。おまけあり
Image: Sony

ナードが集まる家電の祭典とは。

IFA、参加してみたいようなしてみたくないような。いや、ガジェット好きなら一度は行ってみないといけないイベントではないでしょうか。期間限定ドイツの秋葉原といった感じの場所に違いありません。しかもソーセージとビールがウマいとあっては。

そんな私たちにとっての聖地「IFA 2018」( Internationale Funkausstellung )で出展されていた最新スマホ情報を米GizmodoのSam Rutherfordが追ってくれました。


知る人ぞ知るIFAは家電の大見本市。

今年もやってきました、ドイツはベルリン。家電をはじめ、オーディオ、コンピュータ、最新のガジェットがずらり。果てはドイツ名物ソーセージまで並んでるときては、たまりません。ラスベガスでやってる コンシューマー・エレクトロニクス・ショー (通称CES)と違って、こちらは一般の人も入れるのがうれしいですね。さらにここで飲めるビールはドイツビール。ビールのクオリティはカリフォルニアの比ではありません。さらにアジアとヨーロッパの企業がこぞって自国ですら公開しないようなモデルを爆弾発表してたりする穴場なんです。その穴場、IFA 2018で見つけたおいしそうな、もとい、おもしろそうなスマートフォンをぜひここで紹介しようと思います。

ZTE Axon 9 Pro

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Image: ZTE

ZTE(ゼットティーイー)ってまだやってたんだ。そうなんです。悲しいかな、米国には入ってこなかったんですが、ヨーロッパでは棲息していたらしいです。最後のフラッグシップ機のリリースから約1年、新しいAxon 9 Proはなかなかのものです。Axon 7の後継機種として(ZTEはAxon 8をリリースしていません)、Axon 9 ProはステレオスピーカーとAMOLEDディスプレイを搭載しています。今回のリリースではディスプレイのサイズが5.5インチから一気に6.21インチまで大きくなりました。その中身といえば、プロセッサはSnapdragon 845に、メモリは6GB、容量は128GB 、リアカメラは2個、たっぷりの4,000mAhバッテリー。

残念ながらZTEもイヤホンジャックをなくしてました。是非はさておき、前面にはしっかりとノッチが。起動させるとAxon 9 ProにはどうやらAndroid 8.1がインストールされているようです。全体的なデザインは何の変哲もないプレーンで味気ない感じ。お値段は649ユーロ(約8万3700円)でGalaxy S9よりも220ユーロ(2万8300円)もお安くなってます。この値段になびく人は たくさんいるでしょうね。

LG G7 One

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Image: LG

ようやく出た感のある、LG(エルジー)の最新フラッグシップスマホG7 ThinQを春に発売したLG。そしてIFAで発表されたG7 Oneは、G7の従来からのスマートなガラス素材とアルミのデザインをそのままに、控えめなアプローチをとっています。仕様はすこし見劣りしてSnapdragon 835、メモリはわずか4GB、容量は32GBで、リアカメラは1個。さらにG7 Oneには、LGによりカスタマイズされたAndroid OSはついてきません。名前のとおりAndroid OneをOSに採用しています。

ソフトウェアアップデートもLGでなくGoogleから配信されるため、新機能を何カ月も待つということがありません。この変更だけでももう一度LGを使ってみようかなと思える理由になるはずです。 LGは発売についての公式情報をリリースしていませんが、G7 Oneは「注目に値する価格」とのこと。これが本当なら、G7 Oneは、OnePlus 6の代わりとなるようなミッドレンジデバイスになるということです。

HTC U12 Life

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Image: HTC

HTC(エイチティーシー)はスマホ業界の「デススパイラル」に陥っていると思われていますが、それでも新しいスマホを製造しない理由はありません。IFA 2018では、HTCは新たにU12 Lifeを発表してました。もっとお値段の張る姉妹U12+と同様、U12 Lifeは6インチのディスプレイにアクリルガラスのボディ。でも同じなのはそこだけで、かわいらしいツートーンのキャンディーカラーと、さえない仕様、279ポンド(3万9800円)のU12 Lifeは、どうやら安さをアピールして値段で張りあうつもりのようです。

どうもHTCはU12 Lifeを売りたいようで、U12+より長持ちするバッテリーが搭載されており、イヤホンジャックもついてます。安いスマホに値段が高いバージョンにはない重要機能がつくという、この世界はどうにも奇なり珍なりまた不思議なりです。

Sony Xperia XZ3

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Image: Sony

この春、Sony Mobile(ソニー・モバイル)はXZ2XZ2 Compactをリリース、ソニーが今まで製造した最高のスマホをリバイバルさせています。ここんとこジャンジャン市場にスマホを投入しているSonyさんですが、ここひと月ほど前にもXZ2 Premiumを発売開始しています。で、その舌の根も乾かないうちにXZ3のリリースですよ。

見た目は、Z2のディスプレイ(5.7インチ 2160 x 1080 LCD)を大きくし6インチの2880 x 1440 OLEDにしただけ。XZ3のバッテリーも画面の大きさをサポートするために少し大きくなったものの、デザイン、CPU、メモリ、容量ともに変り映えせず。でもSonyさんはXZ2のダイナミック触覚エンジンをキープしています。これは私が気に入ってる機能で、ゲームをプレイしたりビデオを見たりするときにゲームコンソールがブルブルする振動パックみたいに振動で臨場感が得られるんです。 有機ELにすりゃいいってもんじゃないですが、XZ3の性能がXZ2と同等なら、スマホとしてはイケてると言ってよいでしょう。

Blackberry Key2 LE

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Image: Blackberry/TCL

キーボードつきのスマホ。私自身はまったくいいなとは思えないんですが、まあ数あるスマホにそういうのがあってもいいんじゃないでしょうか。BlackberryはIFAで、Key2の後継機種としてKey2 LEを発表していました。

わかる人にはわかりますが、LEとは「Limited Edition」の頭文字。まあ「Lowered Expectations」という意味もあるのかもしれませんが、400ドル(約4万4000円)というお値段でタクタイルキーボードつき、刷新されたエッジィなボディにカラバリも「atomic」、「slate」、「champagne」とおしゃれに展開。しかし、Key2 LEの性能は期待できません。Snapdragon 660からSnadragon 636にスケールダウン、 メモリは4GBで容量は32GBから。でもスマホにはキーボードがついていないと、という奇特な方にとっては、この400ドルのKey2 LEこそ、ベストチョイスなのかもしれません。

Honor Play

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Image: Honor

IFAでは、Huawei(ファーウェイ)の廉価なサブブランドHonorがHonor Playをローンチしました。これまで言及してきたスマホとは異なり、どうもゲーマーをターゲットとしているよう。価格は手ごろな329ユーロ(約4万2400円)でプロセッサはKirin 970を搭載。 HuaweiのGPU Turboでアクションシーンにもフレームレートをキープ。4万4000円以下でメモリは4GB、容量は64GB、バッテリーは3750 mAhときては、手ごろ感あり。Huaweiの姉妹機種のように、内蔵されたAIがHonor Playの16MP/2MPデュアルリアカメラの写真をうまく編集。これもきっと米国では展開されない機種なのかなと思いますが、それはまだわかりません。

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スクリーンショット : Honor

Honorはどうもこの新機種ローンチ以外にも目論見があったようです。IFAの報道イベントの終わり間際に、Honor Magic 2の存在を明らかにしています。どうやらベゼルレスのディプレイとOppo Find Xに搭載されていたようなポップアップカメラがついているようです。カメラのアプリを開くとMagic 2のカメラはモーターで開閉されていましたが、Honor Magic 2は自分でスライドさせなくてはならないよう。これはノッチをなくすという一大ミッションにおいて、ハイテク問題をローテクで解決したような感があります。でもシンプル・イズ・ザ・ベスト。昔に帰った気になれるローテクもたまにはいいんじゃないでしょうか。

また、驚くなかれ、Magic 2にはYoyoという音声アシスタントがつくようです。音声アシスタントとして世界の人がYoyoの登場を待っているとはどうにも思えませんが、ブレークしないとも限りませんので、Yoyoのこれからの活躍に期待しておくこととします。

おまけ: Xiaomi Mi Mix 3

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Image: Lin Bin (Weibo)

おまけです。これはIFAでリリースされたスマホではないんですが、HonorのGeorge Zhao社長がベルリンでHonor Magic 2について語っているとき、Xiaomiの社長であるLin Binが中国版Twitter(ツイッター)Weibo( ウェイボー )にXiaomi Mi Mix 3の画像を投稿。なんと似たようなスライド式カメラを搭載しているらしいんです。残念ながら細かい情報は掲載されていなかったものの、前のモデルと比較して、Mi Mix 3はこの秋に発表されると思ってよいでしょう。

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