直線と曲線が織りなす陰影のグラデーションが美しい...。
一部でウワサされていたZEISS(ツァイス)のフルサイズコンデジこと「ZEISS ZX1」の姿が明らかになりました。
コンセプトモデルとのことなので外観その他は変わるかもしれませんが、ボクシーなデザインにまとまっていますね。滑り止めを代わりのシボ革すらなくした新世紀感と、伝統的なカメラデザインが融合しているじゃないですか。スムースでスマートで、しかし強烈な存在感を放つツァイスレンズデザインとマッチしているじゃないですか。

やはりウワサにあった、ソニーRX1RIIをベースにしている説はどうやら違うみたい。ZEISS社内で開発されたというセンサー解像度は3740万画素で、レンズは35mm f2のディスタゴン。これまた新設計のものとなっています。

さてさて皆さまお立ち会い。ここからが、ZEISS ZX1の本性です。
なんと画像現像ソフトの「Adobe Lightroom CC」を最初から搭載しているんですよ。スマホやタブレット、PCにRAWデータを移さなくても、ZEISS ZX1の4.3インチタッチパネルで充実したカメラ内現像が行なえちゃう。増えまくるデータに対して、512GBという大容量のSSDも積んでる。また現像後はDropBoxなどのクラウドストレージに送信できる。
近年のスマートフォンはカメラ性能と、スマートフォンならではのさまざまなアプリによってスマートカメラというべきプロダクトとなってきました。対して従来のカメラは純粋にハードウェア性能を追求したもの。個人的には職人魂から生まれるプロダクトに憧れを持ちますが、現代的かというと取り残されているかな、という印象を抱いてきました。
しかし、ZEISS ZX1はハードウェアだけではなく、ソフトウェア面でも充実している様子。「SHOOT. EDIT. SHARE.」というキャッチコピーどおり、撮影編集からのシェアまで、単体で行なえるカメラとなるようです。
市販機の発売は2019年初頭。攻めまくったハイブランドのアイテムとなるとお値段がいくらとなるのか想像できませんが、現実的なお値段だとうれしいですね。
Source: ZEISS