AppleとTSMCの黄金タッグ。
Apple(アップル)から発表される2018年の新型iPhoneについて、7nmプロセスで製造される「A12プロセッサ」の搭載が9to5Macによって予測されています。このA12プロセッサ搭載が実現すれば、一気にトレンドの先駆けとなりそうです。
台湾紙のDigiTimesによると、他の大手チップメーカーは7nmどころかサブ10nmへの投資も減速させており、しばらく14nm/12nmプロセスでのチップ製造にとどまるそう。またQualcomm(クアルコム)とMediaTek(メディアテック)は7nmでのプロセッサ製造を2019年に延期しました。
Appleによる7nmプロセスでのA12プロセッサ製造は、台湾TSMCとの共同作業になるようです。ただ、他メーカーも7nmに足踏みしているわけではありません。先日中国のHuawei(ファーウェイ)が発表した新型プロセッサ「Kirin 980」も、7nmプロセスで製造される予定です。
Kirin 980は近日発表されるファーウェイの新型スマートフォン「Mate 20 Pro」「Mate 20」「Magic 2」への搭載が予定されていますが、これらの端末と新型iPhoneのどちらが先に発売されるのかは、現時点ではわかりません。つまり、AppleかHuaweiのどちらかが7nmプロセスのプロセッサに一番乗りを果たす可能性があります。
なお、プロセッサが微細化すればするほど高性能化や省電力化が期待できます。新型iPhoneでも性能アップやバッテリーの質向上が噂されていますし、今年はA12プロセッサの性能向上にも期待したいですね!
Source: 9to5Mac