ほう、これで5万前後とは…ほう……。
最近のBehringer(ベリンガー)がハードシンセにお熱なのは、ご存知の通り。2018年5月にはRolandの名機「TR-808」を模した「RD-808」なるドラムマシンを発表していたのですが、9月に開催された北米最大規模のシンセの祭典Knobconにて、ほぼ完成レベルな実機が確認されたみたいですよ。
こちらはSynthtopiaによる映像。ついでに、オリジナルのTR-808も見て聞いておきましょうか。
キックのブツっと感の再現、良いじゃない。ややサチュレーション気味というかハイが出気味なのはリブートゆえとして、デザインですよ。色味といいモノ感といい、正直、思った以上です。スケール表示は大人しくなりましたが、ツマミが本家より長いのは使いやすげで良し。でもトグルスイッチないのかぁ、そうかぁ……。
でもでも、おおむね良い感じでしょう。しかもBehringerはこれを400ドル(約4万4590円)未満で販売する可能性もあるなどと言ってまして。それって本家Rolandによるリブート「TR-08」に迫る価格で、かたやあちらはデジタル、こちらはすべてアナログです。とりあえずレベルで持っておきたいハードに出せる金額としては、まー圏内ですよ。

Behringer旋風をもうひとつ。8月8日がヤオヤの日なら、僕の誕生日でもある9月9日は、これまたRolandの名機にしてハウス/テクノの代名詞的存在、「TR-909」の日。そんな日にBehringerのFacebookにアップされたのが、上の画像です。「RD-909」、やはり開発中であったか……!
RD兄弟でそろえても約10万となったら、Behringerの客層もガラっと変わってきそうな予感。そのためにはヴィンテージファンを惹きつけるサウンドが何より大事ですが、最近のBehringerならば、あるいは。
Source: Synthtopia, YouTube(1, 2), Facebook, Knobcon