Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K ファーストインプレッション:自分にとっての動画元年となりそう

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  • author 武者良太
Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K ファーストインプレッション:自分にとっての動画元年となりそう
Photo: 武者良太

こんなにも「動画を撮りたい!」という気持ちになったデジカメは、はじめてです。

マイクロフォーサーズの仲間の1台である「Blackmagic Pocket Cinema Camera 4K」が、いつのまにか発売されていました。オリンパスにしろパナソニックにしろ、他の仲間たちのほとんどは写真撮影を主軸としたカメラが多いのですが、シネカメラであるBlackmagic Pocket Cinema Camera 4Kは動画がイチバン、写真が2番なカメラです。

操作系、どう違うんでしょうか。

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Photo: 武者良太

上面にあるのは大きな録画ボタンと小さな写真用撮影ボタン。この時点で大きな違いですよね。またISO、シャッター、ホワイトバランスの各ボタンと、ファンクションボタンが並びます。

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Photo: 武者良太

側面にはカバーがついたマイク、ヘッドホン、HDMI、電源、USB、オーディオIN端子が並びます。音声モニター用のヘッドホン端子とオーディオIN端子があるのも特徴的。しかもファンタム電源対応です。ナレーターにマイクを持ってもらうような撮影だって難なくこなせますよ。前面にあるステレオマイクも大きい。見るからにダイナミックレンジが広そう。

反対側にはSDカードスロットと、CFastカードスロットが備わります。 底面はバッテリースロット。動画業界標準と言える、キヤノンのLP-E6バッテリーパックで動きます。

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Photo: 武者良太

タッチスクリーンはどでかい5インチ! しかも明るい! ピーキングを含めて見やすさ抜群! 反面、背面の物理ボタンは少なめです。EVFを持たないために、EVFをのぞきながら設定を変更するようなコントローラは不要という判断ですね。

ボタンは上からアイリス、AF、ハイフレームレート、ズーム、メニュー、再生。ハイフレームレート撮影ボタン、独立しているんだ。確かに滑らかでヌルヌル動くスローモーション動画は積極的に撮りたくなりますもんね。

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Photo: 武者良太

面白いのが、前面にも録画ボタンがあること。何に使うのかと思ったら、自撮り用ですって。レンズを自分に向け、左手でグリップを持ち、人差し指で背面のAFボタンを押して、親指で前面の録画ボタンを押す...あ、アクロバティックだ。

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Photo: 武者良太

そんなプレイができるのも、マイクロフォーサーズ陣営だからかもしれません。だってレンズ資産、豊富じゃないですか。超広角レンズだって選べるじゃないですか。

KOWAのPROMINARとか、Voigtländer(コシナ)とか、動画撮影に向いたマニュアルレンズが多いというのもいいですよね。マウントアダプタも豊富に揃っているから、巨大で明るいシネレンズを使っての望遠撮影も思うがままだし。

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Photo: 武者良太

グリップが大きいから、シグマ85mm T1.5 FFのような大玉をつけても安定しまくり。ボディそのものの重さ722gで、握った感じは意外にも軽いんですよ。

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Photo: 武者良太

Blackmagic Pocket Cinema Camera 4Kには、DaVinci Resolve Studioという動画編集ソフトが付属します。いうなればLightroomのような存在で、カラーコレクションもグレーディングも思いのまま。

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Photo: 武者良太

撮影した映像から肌色部分だけを抽出してフィルターをかけるといった作業だって、すぐにできちゃいます。そうなんですよ、このソフトと、広いダイナミックレンジと高い高感度性能を持ったBlackmagic Pocket Cinema Camera 4Kの組み合わせだから、普段は写真しか撮っていない僕でも「動画を撮ってみたい!」という気持ちになってくるんです。

SNS全盛期時代に適した、短くとも超絶ビューティフルな映像が手軽に撮れる環境があることを体験してしまったら、みなさんも同じ思いを抱くはず!

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Photo: 武者良太

LUMIXやOM-Dのような多機能性は期待できません。ビデオカメラのような長時間撮りっぱなしに向いたカメラでもありません。

でもISO25600でも低ノイズな映像が撮れるし、ポストプロダクトが楽しくなるCinemaDNG RAWやProRes 422などのコーデックにも対応している。しかも(本体のディスプレイで見た限りですが)映像がしっとりしているんですよ。フィルムライクというか、ミラーレスで撮った映像とはちょっと違う。明るい単焦点1本つけて、前ボケ後ボケの移り変わりだけを撮るのも楽しいだろうなあと感じさせてくれます。

存在としては、スマートフォンではどうやっても撮れない作品が撮れるGoProに近いところがあるかもしれません。映像撮影性能を高めまくった、比較的リーズナブルなカメラという意味で。

映像作品を作りたい!と夢を抱く人にとって、税抜き14万7800円はかなりリーズナブルじゃないかなあ。

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Photo: 武者良太

とはいっても、触ってみないとわかんないですよね。今日から3日間だけ営業する、渋谷と原宿の間にあるTRUNK(HOTEL)の1階にポップアップストアでBlackmagic Pocket Cinema Camera 4Kも、DaVinci Resolve Studioも触れますよ。お近くの方はぜひ、行ってみてください!

Source: Blackmagic Design

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