リコーの「GR III」はポケットに入る最高画質機になるか

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  • author 武者良太
リコーの「GR III」はポケットに入る最高画質機になるか
Photo: 武者良太

歴史ある単焦点コンデジが、現代っこになりました。

2013年にAPS-CサイズとなったGRを買ったときに感じたんですよね。これは一生モノのデジカメになる予感がするって。あれから5年が経過しましたが、ボロボロになった1台めは引退させ、2台めのGR Limited Editionを持ち歩く日が続いています。

とはいえ最前線に立つデジカメかというと…さすがに使いにくい。ノイズが多いし手ブレしやすいし接写も弱い。昼間のストリートスナップを楽しむぶんにはまだまだイケますが、夜の散策や居酒屋写真を撮るには役者不足です。

またゴミが入りやすいというレンズ構造も難点ですね。掃除するにはサービスセンターのお世話にならなければダメなんですもん。

小さくなったのにスペックは大幅UP

「RICOH GR III」2019年春登場。帰ってきた究極のスナップシューター

まさに、満を持して。リコーイメージング株式会社から、高級コンデジ「RICOH GR III」が発表されました。価格は未定で、発売は2019年春を予...

https://www.gizmodo.jp/2018/09/ricoh-gr-3-photokina.html

2018年9月25日、GRシリーズの次世代モデルとなる「GR III」の開発が進んでいることが発表されました。

フルサイズ化という巷のウワサに反してセンサーサイズはAPS-C。しかし、Gパンのタイトなポケットにも入れられるというGRのサイズ感は重要です。携帯性が高く、速写性も高い。優れたハンドリングで「いますぐ写真を撮りたい!」という欲求を満たしてくれるコンパクトサイズなボディを保つには、APS-Cサイズセンサーであるべきでしょう。

センサーに関しては詳細が公開されていないので、あくまで「こうだったらいいな」ですが…現在判明している情報によると、解像度は約2424万画素。AFは像面位相差検出とコントラスト検出。…もしかして、K70譲りのセンサー? KPほどの高感度性能はありませんが、K70だってISO12800が常用できるデジカメでしたから。

センサーシフト式の3軸手ブレ補正も載せてきました。ペンタックスご自慢のローパスセレクターも使えます。えー、超音波振動ゴミ除去機能もあるんですか。コンデジでゴミ取り機能って、もしかして、初? 溜まったゴミを取り出すにはやっぱりサービスセンターにお願いするしかないでしょうけど、ありがたやありがたや。

レンズも変わります。GR/GR IIの5群7枚から4群6枚へとなり、標準モードでも約10cmまで寄れるようになりました。マクロモードの撮影距離範囲は6cm~12cmで、無望遠には合わなくなりましたが、ま、問題はないでしょう。GR/GR IIのマクロモードが10cm~∞だったので、AFが速くなりながらテーブルの上の皿が撮りやすくなるんですもん。

3インチ液晶モニタの解像度は約123万ドット(GR/GR II)から約103.7万ドットにダウン。そのかわりとしてタッチパネル化で操作性UP。これも歓迎すべきポイントです。

ペンタックス由来の技術・機能を載せつつも、ボディサイズGR/GR II > GR III > GR DIGITAL IV。1/1.7インチCCD搭載機のサイズに近づけてきたのは軽く驚けますね。

35mm、50mmのクロップも載せてくる! これ大事!

トラディショナルな単焦点コンデジとして頑張っていただきたく

気になる点もあります。動画撮影機能が弱いんです。ステレオマイクを載せているのに動画解像度は1080p/60p、最長25分まで。またプレスリリースには「究極のスナップシューターを目指して進化し続ける」とありますが、スナップ写真にセルフィーも含めるようになった現代において、GoProには敵わないところがあるなあという印象も。

しかし、純粋に静止写真を撮りたいという気持ちを豊かななままに満たしてくれるカメラとして1番バッターにも4番にもなれそうな気がしますよ。ペンタックスの高感度性能と、リコーのコンパクト高精度なレンズの組み合わせならば、このサイズでトップの画質となるかも。

発売予定時期は2019年春。手に入るまではまだ時間があります。センサーの詳細や価格もまだ不明です。Xデーがくるまで、関連情報が随時公開されていくというGR Blogを見てワクテカしていきましょっか。

Source: RICOH IMAGING

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