1年落ちのPixelと比べても写真はまだまだだね、という声多数。
スマホカメラの王者といえばここ2年はPixel(夜景は最近P20 Proに首位交代)ですけど、Appleの新iPhone XSは前世代のXよりセンサーが32%大きくなってメインカメラのレンズ性能は互角に進化したにもかかわらず、写真はまだ追い付いていないと言われています。
iPhone XS 対 Pixel 2
これはPixelの場合、露出アンダー目(暗め)に撮った6枚の写真をAIで重ね合わせるギミックを備えているためであり、肉眼で見たままの光や色を忠実に再現するフィデリティ性能においては他の追随を許さないとされます(ただしXSも同様のギミックを備えているので、ここはAIの差でしょうか)。
違いがよくわかる例としてThe Vergeが掲載しているのが一番上の川の写真です。リンク先でぜひスライダーを動かしながら違いをチェックしてみてくださいね。
ノイズ除去しまくったふんわり温かいXSの方が顔写真では好まれますが、ディテールとインパクトを損ないたくない玄人好みなスマホカメラはやっぱりPixelみたい。
iPhone XS 対 Galaxy S9
下の方にはGalaxy S9と比べた写真もあるんですが、こちらはあまりにもイメージ処理が近いため、「Appleがアジア市場に配慮したか、あるいはXS世代でセンサーがSony製からSamsung製に変わったという噂が本当かのどちらかではないか」と分析しています。…え?iPhoneってSonyのセンサーじゃなくなってしまったの!?とちいさな驚きが。
ちなみにiPhone XR/XS/XS Maxでは撮ったあとにボケ具合を調整できる被写界深度のスライダーが話題ですけど、こちらもGalaxy Noteでは1年前からある機能の後追いです。Noteは撮影中にボケ具合を調整しながら撮れる「ライブフォーカス」で、同じ機能はHuawei P20Proも実装済み。iPhoneだけ見てるとわからないけど、時代はどんどん前に進んでいますねぇ…。
Pixel 3が楽しみ!
Pixel 2は1年落ちでシングルカメラですけど、10月9日発表のPixel 3と3XLはどちらもデュアルカメラで確定です(…と書いてから編集さんに指摘されてよく調べてみたら、このデュアルカメラはなんと自撮り側で「スーパーセルフィー」と売り出すみたい。これが吉と出るか凶と出るかは神のみぞ知るですなぁ)。何かの弾みで入手したロシア人の写真を見てもなかなかのもの。
今度は日本上陸もあるということで、ますます楽しみになってきましたね。
Sources: The Verge, AndroidCentral