歩くと安くなる保険で、歩く人続々。北米最古の生命保険会社がウェアラブル端末を無料で配布

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  • author satomi
歩くと安くなる保険で、歩く人続々。北米最古の生命保険会社がウェアラブル端末を無料で配布
Image: blvdone/Shutterstock.com

ウェアラブルを手首に巻きつけて体を動かすと保険が安くなるVitality。

日本では住友生命が7月導入しましたが、アメリカでは南北戦争の大昔に創業した生保大手John Hancock(ジョン・ハンコック)社が2015年からオプションで導入したところ加入者がむちゃくちゃ歩くようになり、成果に気を良くして全面導入に踏み切るようですよ? 水曜発表されました。

健康でいるほど安く済むプラン

今後は従来型の生命保険はやめ、全部ウェアラブル端末で運動と健康状態を計測できるインタラクティブ生命保険に切り替えとなります。

180920Vitality
Image: John Hancock
保険に入るとFitbitがタダ! Apple Watchは頭金25ドルでもらえて、毎日死ぬほど歩けば月々タダ!

加入した人にはフィットネストラッカーが無料で配られ、「ふつうのワークアウト」(1日1万~1万4999歩など)をやれば20ポイント、「ハードなワークアウト」(1日1万5000歩以上)をやれば30ポイント貯まります。そのほか、定期検診、健康食購入、ジム通いなどでもポイントがチャリンチャリンと貯まっていき、食事や旅行などのお楽しみ特典に還元されたり、保険料が割引きになったりします。

このVitality Groupのシステムは英・南アなどでも人気で、これに入ってる人はほかの生命保険に入ってる人よりも世界全体で寿命がなんと平均13~21年も長いそうですよ?

不養生だと保険料があがるシステムなので、もともと体に自信のある人が加入しているのかなーと思ったりもしますが、米John Hancockの場合、2015年からこのVitalityをオプションとして導入し、運動量をアプリやサイトで自己申告する「標準プラン」と、ウェアラブル装着で運動すれば保険料が最大15%安くなって特典ももらえる「拡張プラン」を2本立てで展開して様子を見ました。すると効果はたちどころに現れ…

加入者は平均的アメリカ人の2倍近く歩き、アクティビティログは散歩・水泳・自転車など300万件を超えた
(Marianne Harrison社長兼CEO、CNBCより)

…というから驚きです。2倍! ポイントもらえる、保険が1円でも安くなると思えば、そりゃ足取りも軽くなりますよね、はい。保険会社にとっては、みんなピンピン元気で長生きして、ずっと死ぬまで細々払い続けてくれる方がお得なわけでありまして、健康になってもらって出た儲けはわけるというのは、ウィンウィンのすてきなレベニューシェアかと。

IoT保険は新しいカタチ

生命保険以外にもトラッカー抱き合わせのIoT保険はいま急速に広まっており、Verisk Analyticsによると、2020年までに車の最大90%までもがブラックボックスなどを搭載したコネクテッドカーになる見通しです。

まあ、ネットでつながればみな安全運転になるというわけでもなく、アメリカで一番保険が高い車は元祖IoT車のTesla Model S。保険料請求が多すぎてAAAが値上げに踏み切ったり話題に事欠きません。それでTeslaはLiberty Mutual保険と提携し、自社で保険も扱っています。

車の色とか自己申告とかで保険料が決まる時代は終わって、これからは個人のリアルタイムの生データで保険料が常時変動するIoT保険の時代。保険会社も転換点ですねー。

Sources: CNBC, Reuters

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