iPhone XS Maxレビュー:得られる体験と満足感は、僕の恐怖を上回った

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  • author 小暮ひさのり
iPhone XS Maxレビュー:得られる体験と満足感は、僕の恐怖を上回った
Photo: 小暮ひさのり

「Maxを選んだ人は幸せになるの?」

これは非難じゃなくて疑問です。つまり、どういう人に向けた機器なのかってことです。

カメラ性能に関してはこちら、スピーカーなどに関してはこちらで解説しています。色味や質感に関しては、このアンボックスが参考になると思います。これらに関しては概ね僕も同意見なので、ここでは体験ベースのお話

iPhone XS Maxを手に入れて一週間が経ち、僕の毎日はどう変わったのか?といったところをお伝えしていこうと思います。

ま、手っ取り早く答えから言えば、Maxは幸せです

みんながiPhone XS Maxに抱くその不安、だいたいあってます

まず、体験を語る上で、確認しておかねばならないことがあります。まだ購入していない方は、このバカでかい…失礼。ダイナミックな端末に興味はありながらも、恐怖もあるのではないでしょうか。

・持ちづらいんじゃないの?

・重くないの?

・指が届かないんじゃないの?

・ゲームが遊びづらいんじゃないの?

・落としたらすぐに割れるんじゃないの?

・ズボンのポッケに入らないんじゃないの?

など、この端末に関しては、さまざまな疑問があると思います。そんな懸念にこう言いたい、

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Photo: 小暮ひさのり

デカさこそパワーだ!

こうした細々とした不安や心配事、それらの不安は全部正解です。そして、iPhone XS Maxはそれらすべての不安に対して、「デカさこそパワーだ!」と力強く答えられる人向けの端末なのです。

大きくなった端末は片手じゃ持ちづらいですし、歴代iPhone最重(さいおも)の208gは手のひらにずっしりとキます。画面の上? もちろん届きません。ゲームでも(後述しますが)悲しい思いや面倒な思いをすることもあります。ズボンのポケット? 座るときスゲエ邪魔だぜ!

と、あらかた思いつくであろう恐怖はそのままです

でも、そうしたデメリットには対処法もありますし、それらが全部ひっくるめてかかってきたとしても、ぜんぶチャラにするくらいの素晴らしい体験があればいいわけです。

そう思えるかどうかは、ひとそれぞれ。でも、僕はそれを受け取れたのです。

ダイナミックな体験は恐怖を打ち払うのだ

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Photo: 小暮ひさのり

とにかく、画面のデカさと美しさが圧倒的です。

僕はこれまでiPhone X(5.8インチ)を使っていたのですが、iPhone XS Max(6.5インチ)へインチアップしました。画面サイズが変わるというのは新鮮味があり、それだけでも満足度だだ上がり! 毎日ルンルン気分(死語)でコイツとの生活を楽しんでいます。

デスクの片隅にはiPhone Xがまだ残っていますが、大きな端末を使うと、小さな端末がまるでチープに見えてしまうこの現象はなんなのでしょうね。実際はそんなことなくて、iPhone Xも素晴らしい端末なんですけどね。

でも、このサイズの変更はただの満足感に収まらず、実感となって恩恵をくれました。ブラウザを見る、写真や動画を見る、メールを打つ、LINEを返す、スケジュールを確認するなど、視覚から入ってくるすべての情報の見やすさが格段に上がったんです。

本当に何を見てもダイナミックです。迫力が増すだけじゃなくて、一度に得られる情報量も多くなり、なおかつ見やすいのです。

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Photo: 小暮ひさのり

この迫力と見やすさを体験したら、その他の不安は一瞬で吹き飛んじゃいました。それだけ目から得られる情報というのは僕にとっては大事。だって、iPhoneではどんな操作を一番するの?って聞かれたら、僕は主にインプット。iOS 12の「スクリーンタイム」をチェックしてみても、ほとんどが、ゲームやYouTubeやTwitterやSafariでした。

僕は主にこの端末を経由して、インターネット世界から情報や体験を取り出しているのです。ならば、その大きさを広げて、見やすくするというのは正しい選択なんじゃない?

サイズアップで僕が予想できた恩恵、予想できなかった誤算

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Photo: 小暮ひさのり

また、サイズが大きくなったことで、バッテリーのサイズも大きくなったのも個人的に嬉しいポイント。これはある程度予想していたのですが、予想以上にバッテリーは長持ちしますね

Androidの中には驚異的なバッテリーサイズを誇る端末もあり、それらに比べたらスタミナNo.1というわけではありませんけど、ガッツリ気味で使ったかな〜って思っても、残量が20%を切ることはありませんでした。

Appleは「iPhone Xより最大1.5時間長いバッテリー駆動時間」と言ってます。もとiPhone Xユーザーとしては、これはあながち間違いじゃない…かな。置くだけで充電できるワイヤレス充電のカジュアルさと相まって、バッテリーに関する不安はおよそ感じません。

ただ、誤算もあって、一部ゲームがちょっとプレイしにくくなりました。「画面が大きくなる=操作性が向上する」とは限らないということに気がつけたのもユニークな体験です。

僕は、君の代わりにはなれない!iPhoneはiPhoneだ

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Photo: 小暮ひさのり

iPhone XS Maxはデカイです。そして、ベンチマークだけで見ればiPad ProやMacBook Proに並ぶ性能です。ひょっとしたら、このデカさと性能があれば、iPadも、渇望してやまないiPad miniも、MacBookすらも要らないんじゃないのか!? iPhone XS Maxで全部事足りるはずだ!

なんて前のめりになる気持ちも生まれるかもしれませんね。確かにそれはいい提案です。でも落ち着こう、それは幻想です

そう、幻想なのです。確かにこの画面サイズがあれば、電子書籍ビューワーとしても活用できますし、ブログの記事も書けたりするでしょう。パワフルで写真編集もできちゃいます。ワンチャン、Bluetoothキーボードを買い増せば、これだけで僕は生きていけるのかもしれない。なんて夢を見たこともありました。

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Photo: 小暮ひさのり

でも、使ってみるとやっぱり電子書籍やNetflixを見るにはiPadの大きさが快適です。記事やブログを書くにゃフルOSで画面も広くてキーボードもあるMacBookが快適でした。iPhone XS MaxはデカくてもiPhoneであり、それらと同じ結果は生み出せても、その体験の代わりにはなりません。

この「結末は同じでも体験が変わってくる」というのは、Appleが重きを置いているところ。結末はクラウドで同期すればいい、どうしたらシーンごとに快適に、ワクワクしながら過程を体験できるか?です。

だからこそ、今回のiPhone選び、XS or XS Max?は慎重になってもいいと思います。

日々の体験へ融合する存在=iPhoneという枠組みの中で、より自分が使いやすいほうはどちらなのだろうか?と、頭を悩ませるのも至極当然でしょう。衝動的に、これほしい! といった恋愛のような情熱もステキですが、XS Maxの取り回しに苦労して、好きだけど一緒に居たくないの…。なんて別れを切り出すことになるのは、あまりにも悲しすぎます。

だからこの言葉でまとめます。

iPhone XS Maxを買うべき人はどんな人なのか

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Photo: 小暮ひさのり

今回のiPhone、ズバリ言えばサイズだけで選んでいいんじゃない?

だって、iPhone XSとiPhone XS Maxは、性能としてはバッテリーサイズと画面の大きさ以外はほぼかわりませんよ。小さいほうだとポートレートモードが使えない。なんて不平等さもなくなりました。うん、どちらを選んでも、与えられる「性能」は平等です。

ただし、与えられる「体験」は違うので、そこを熟考! 長考! できれば実機触って!

人によっては片手で操作できたり、フットワークの優れたiPhone XSが好みというほうが居ても当然なんです。これは答えがでない、きのこたけのこ戦争のようなもの…。そのなかで、あえてMax派を増やす運動をさせてもらうとすれば、目新しさ云々を抜きにして見ても、画面がでっかいってのは最高すぎます!

フットワークは確実に落ちるし、高価だし、これまでのiPhoneの中でもMax気を使うし、ポケットにも気軽に入れられなくなっちゃいました。でも、なんだい、へいちゃらさ! って一蹴できるくらい、画面は迫力と見やすさがあります。

「コンテンツーインターネットーOSー画面ー僕ら」を貫く、最も距離の近しい機器として、表示領域が拡大することによる恩恵を、僕は強く強く感じているのです。

ご唱和ください。デカさこそ…パワーだ!

【オマケ】誤算の正体:この端末はポケモントレーナー向きではない!

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©2018 Niantic, Inc. ©2018 Pokémon. ©1995-2018 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc./Photo: 小暮ひさのり

ちらっと触れましたが、現時点では唯一の誤算は『ポケモンGO』です。

画面サイズが縦長かつ大きくなったためか、ボールに勢いを載せられなくて、遠くのポケモンにボールが全然届かないじゃないのこれ!

せっかくミュウツー倒したってのに、ボール届かなすぎ! Maxなんなの、Maxゥッゥウ!!!

3球目で見事ミュウツーをゲットしたiPhone 7 Plusユーザーの妻。その隣で、ボールを全球落下させたルーザー(負け犬)は、怒りと悲しみで体を振るわせるだけでした。なんなのこれ、なんなのこれ、僕が下手くそなだけなの?

その晩、必死になって「iPhone X」「iPhone XS Max」「ポケモンGO」「届かない」など、テクノロジーとインターネットのちから(Google)を使って、必死に対応策を探し、得た答えがこちらです。

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©2018 Niantic, Inc. ©2018 Pokémon. ©1995-2018 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc./Photo: 小暮ひさのり

「AR+」モードで近づく!です!

ミュウツーを倒し! 安全を確保した上でミュウツーまでの距離を縮め、ボールをぶつける! この必殺技?のおかげで無事にミュウツーをゲットできたんだけどさ…この解決方法が正解なの?

もう一度尋ねますけど、これ、僕が下手なだけなんでしょうかね…。解決せねばならない宿題です。

Source: Apple

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