モバイルな音楽制作は時代の必然。globeのマーク・パンサーが語る現代のDJ/プロデューサー像とSSD

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  • author 照沼健太
モバイルな音楽制作は時代の必然。globeのマーク・パンサーが語る現代のDJ/プロデューサー像とSSD
Photo: 照沼健太

プロのDJ/音楽プロデューサーが認める外付けストレージ。

毎日のように移動を繰り返し、大容量のデータを持ち歩く現代のDJ/音楽プロデューサー。彼らが求める軽量・堅牢・そして高速な大容量デバイスという条件を満たすのが、外付けのSSDです。

サムスンのモバイルSSD「T5」は一般的な名刺サイズよりも小さい抜群の携帯性で、最大540MB/sの高速データ転送高さ2mからの落下に耐える堅牢なボディを実現した、現代のDJや音楽プロデューサーにこそふさわしいデバイスです。

前回のm-flo、☆Taku Takahashiさんに続き、globe(グローブ)のラッパーにして現在はDJとして活躍しているマーク・パンサーさんに、現在の音楽活動について、そしてSSD「T5」の使い心地を聞いてみました。

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Photo: 照沼健太

globeのともしびを繋ぐため、DJを哲学から学んだ

── DJやリミックス、音楽制作などマークさんの活動は多岐に渡ります。現在はどの領域をメインに活動されているのでしょうか?

globeとしての活動後、ここ7年くらいはDJ活動をメインにやってきていますね。

── DJ活動を始めたきっかけは何だったのでしょうか?

7年前にKEIKOが入院した後、TK(小室哲哉)から「globeのともしびを消さないでくれ」と言われ、自分には何ができるのか考えたんです。ラップでそれをやるのは難しいし、そもそも自分はglobeの「ラッパー」とは言われているけど、実際はそうではないですからね。当時はラップというものがあまり知られていないから、ラップと言われていただけで、実態は語り調のポップ版セルジュ・ゲンズブールみたいな感じでしたから。ラップが一般化した今となっては、それをやっても誰も着いてこないだろうと。そこでDJが良いのではないかと考えたんです。

── もともとDJをやっていたわけではないのですか?

やっていなかったんです。それで勉強しようと思って、フランスのカンヌにある音楽学校に入りました。そこの学生はみんな10代で、俺だけ40代のジジイだった(笑)。でも、誰もglobeもマーク・パンサーも知らないので、それは良かったですね。1日8時間みっちり音楽のことを勉強しました。俺含め2人しか卒業できなかったんですけど。

── 相当厳しい学校だったんですね

そうですね。でも面白かったですよ。夢があったし、やらないといけないと思って。そこはDJの授業もあるんだけど、音楽プロデューサーの学校だから、DTM(デスクトップミュージック)ほか機材の接続からVJ、照明まで、クラブに関するあらゆることをやりました。最初の1カ月くらいはDJ機材も触らせてくれなくて、それまでは哲学みたいなものを学ぶんですよ。

── 哲学ですか?

「なんで女の子は踊るのか、なんで男は踊るのか」みたいなところから、「なぜDJが上手く選曲すればクラブでは喧嘩が起きないか」とか、7時間のDJの流れの作り方なんかを学びましたね。どうやってピークに持って行き、どのようにglobeの『DEPARTURES』を落とすのか。次に何をかけ、どのように繋いでいけば 『DEPARTURES』を印象に残らせ、お客さんが家に帰ってほこりをかぶったglobeのCDを引っ張り出して聴いてもらえるのか。そうしたメディアとしてのDJ論を教わった感じでしたね。

── そこまで論理立てられているものなんですね

そうなんですよ。それで卒業後は日本人のいない六本木のクラブを選んで、2カ月ほど毎日オープンからクローズまで7時間くらい学校で習ったことを失敗しながら実践しました。それから初めて日本人のいる大きなクラブに入って、ピーク時にglobeの曲を投下すると「火がつく」光景をようやく目にすることができました。globeの力はすごいなと思いましたね。それから7年くらい、日本全国を回りながら年間200本くらいDJを続けて来ました。

現代のクラブでglobeを鳴らすため、DJと同時にDTMでのリミックスも開始

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Photo: 照沼健太

── 2013年にはglobeの楽曲をEDMリミックスした『globe EDM Sessions』をリリースされていますが、これはそうしたクラブでの経験から来るものなのでしょうか

はい。学校ではDJ哲学のほかは大半がDTMの授業だったので、globeをクラブでかけるためのリミックスをやり始めたんです。それを小室さんに伝えたら「これは良い出来だからアルバムを出しなさい」と言われ、リリースすることになりました。

── さまざまなクラブミュージックのジャンルがありますが、EDMを選ばれた理由は?

それはもう「時代がEDMだったから」という感じですね。ちょうどLMFAOのようなポップアメリカンや、ハードウェル、ニッキー・ロメロが盛り上がり始めていて、デヴィッド・ゲッタもブラック・アイド・ピーズと一緒にやったりしていた時期だったんです。それで「globeもこういうリミックスをしたら当たるんじゃないか」と思いました。

── リミックスしてみて、globeとEDMの相性はいかがでしたか?

ぴったりでしたね。やはり小室さんがダンスミュージックをルーツにやってきたこともあり、すごく気持ち良くリミックスできました。でも、他にも安室奈美恵の『CAN YOU CELEBRATE?』などいくつかの曲もEDM調にしてみたんですけど、プログレッシブハウスじゃないとダメだったりして。globeは特別すんなりEDMにできましたね。とはいえ、globeもアメリカンな方向性に寄っていた頃のものは無理なので手をつけていません。ファンクハウスっぽい感じにはできるんですけど、そうするとglobeを知らない世代は引いちゃうだろうし、やはりそういう世代のことを考えるとEDMが最適でしたね。

── globeのともしびを消さないということも含め、DJ活動の中で自分の色を出すには、リミックスなどの音楽制作は自然な流れだったんですね

オリジナルを作り始めたのはDJ活動の後半の方で、最近は娘と一緒にレーベルを作ったりしていますが、これが形になるのはもう少し後じゃないかと思っています。今は売れようが売れまいが、続けることを最優先に娘と毎月一つリリースしていこうとしています。

「スタジオにこもって音楽を作っていると“古い”と言われる時代」DJプロデューサーが台頭した理由

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Photo: 照沼健太

── 音楽制作にはどのような機材を使っていますか?

MacBook ProとMIDIキーボードだけですね。ギターを使うこともあるんですけど、ギタリストではないのでピアノロールに打ち込んでいったほうがオリジナルなものができると感じています。あとはキーボーディストやギタリストに頼んで演奏してもらうこともありますね。元JUDY AND MARYのTAKUYAさんに弾いてもらって、それを切り刻んだり。「お前、見事に切り刻むな。これなら俺のギターじゃなくても良かったじゃん」って怒られたりしながら(笑)でも、そういう遊びが今の時代に必要なんじゃないかなと思いますね。

── ソフトは何を使っていますか?

Logicをメインに使っています。学校ではAbleton Liveを使っていましたし、ProToolsも使ったんですけど、Logicと出会ったときに「なんて使いやすいんだろう」って思いました。俺みたいにもともとミュージシャンじゃないやつにとっては、ループがいっぱい入っていて遊べるのもいいんですよね。全部のデータをMac本体に入れるとストレージに余裕がなくなっちゃうので、サンプルなどのオーディオライブラリは全て外付けストレージに入れています。

── ラップトップをメインに使っている理由は?

移動が多いからというのが大きな理由ですね。ホテルの部屋で制作したり、カフェで確認したりとかしていると、重い機材をできるだけ避けるようになってきて。当初はラップトップも15インチのものを使っていたんですけど、いまでは13インチを使うようになりました。カンヌにスタジオを持っていて、エンジニアも一人いるんですけど、基本的には全部ラップトップで作っています。

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Photo: 照沼健太
過去の制作環境。左からヘッドホン、HDD、MacBook Pro


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Photo: 照沼健太
2018年現在の制作環境。左からイヤホン、SSD「T5」、MacBook Pro

── Macとヘッドフォンを繋いで作業されているのでしょうか?

ヘッドフォンを使ってます。ヘッドフォンもラップトップのサイズと一緒で、どんどん使うものが小さくなってきて、今ではインイヤータイプを使うようになりました。今回SSD「T5」を使うようになって、さらに荷物が少なくなりましたね。荷物は絶対コンパクトな方がいいですよ。

── 音楽制作において一昔前は考えられなかったようなコンパクトさになりましたね

globeの全盛期はスタジオがなければ、プロデューサーがいなければ音楽は作れませんでした。でも、今の時代はほとんどがセルフプロデュースですし、アメリカのチャンス・ザ・ラッパーみたいにレコード会社と契約していないのにグラミー賞を獲るようなやつが生まれてくる時代ですからね。何億円もするSSLのようなコンソールを導入しているスタジオはかっこいいんですけど、それが必要なくなってきているのも確かです。実際、スタジオにこもって音楽を作っていたら、娘に「その音はもう古い」って言われたんですよ。

── 昔は半年スパンで動いていたトレンドが、いまでは毎週のように変わっていくと

うん、きっとそう。今、DJ出身のプロデューサーがドカンと来ている理由は、毎週のようにクラブの現場で、リスナーは何が好きで何が流行っているのかを見ているからだと思うんです。そうした環境で、自分が作ったリミックスをかけて、ウケたり失敗したりしながら、スピーディーに修正を重ねて新作を作っている。そう考えると、ラップトップ主体の移動型の制作スタイルは今の主流なんじゃないかと思いますし、それができる人が時代に追いついていってるんじゃないかと思うんですよね。

── ネットによって情報のスピードは早くなりましたが、やはり「現場が一番」というのは変わらない気がしますね

いま海外で流行っているものをYouTubeで聴くことはできますが、その動画を流しているDJ/プロデューサーが明日マイアミのクラブで流すものはきっと違うんですよ。もちろん彼らは売れていてお金を持ってるから、自分のスタジオを持っているとは思うんですけど、でも飛行機ではこれと同じようなセットで作っているはずですよ。

「高速、安定、堅牢」はDJが機材に求める必須条件

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Photo: 照沼健太

── DJでかける音楽はどうやって持ち歩いていますか?

いまはSSD「T5」を使っていますが、それまでは64GBのUSBメモリを使っていて、容量が足りないので2個持ち歩いていました。一つはコマーシャル系の楽曲を中心としたもの。もう一つは音好きの人たちが集まるクラブ向けのアンダーグラウンドな楽曲で、場所によって使い分けています。「T5」を使い始めてからは、両方データを入れても容量に余裕があって快適ですね。速度も速いし。そして安定している。USBメモリは機材との相性がシビアで、読み込まなかったり遅かったりすることが多くて、それに比べて「T5」は安定していました。

── 全部で何曲くらい持ち歩かれているのでしょうか?

今は3000曲くらいですね。5万曲とかは必要ないんですよ。それは家にあればいいので。

── ファイル形式は320kbpsのMP3でしょうか?

コマーシャル系の楽曲は320kbpsのMP3ですけど、アンダーグラウンドの方はWAVファイルで揃えるようにしています。コマーシャル系の楽曲を流すのは、知っている曲がかかるのが重要で音質は気にされないクラブ。でも、音好きのクラブはオーナーが音好きだから、圧縮音源を使っているとすぐにバレて、どれだけ客が喜んでも次は呼んでくれないんですよ。

── シビアですね。

そうなんです。WAVは音質が良いぶんデータも重いんですけど、それも含めて大容量で高速という点でSSDはありがたいですね。これは流行るんじゃないかと思いますよ。DJはみんな使うんじゃないですか? Taku☆Takahashiさんも使うでしょうね。

── 実はこの前使ってもらいました(笑)

あっ、そうなんだ(笑)。SDカードが主流になると言われていた頃は「なんて便利になったんだろう」と思ったけど、接触不良が多くて普及しませんでしたね。クラブの現場ではSSDくらいしっかりしていないとダメなのかもって思います。

「遊びの感覚があるからこそ続けられた」モデル時代から続くマーク・パンサーの音楽キャリア

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Photo: 照沼健太

── globeで活躍した後、あらためてDJを学び、音楽に関わることになったマークさんのキャリアですが、ご自身で振り返ってみていかがですか?

やることは変わったけど、基本的には変わっていないと思いますね。globeの頃もKEIKOに「マークは宴会部長みたいな、globeの“遊び”の部分だね」と言われていたし、小室さんからも「マークの部屋や楽屋に行くと安心する」って言われてました。それは今も変わらなくて、酒の量が減ったくらい(笑)。家族ができて死んじゃいけなくなったからね。でも変わらず今も現場の夜遊びは大切にしてますよ。

── 音楽との向き合い方自体は今も変わらないんですね

そう。もともとglobeの前、メンズノンノのモデルだった頃にミュージシャンとしてデビューしてたんですよ。音楽プロデューサーの加藤和彦さんに「アルバム作ろうよ」って言われて、細野晴臣さんや高橋幸宏さんみたいなすごい人たちが音を作ってくれて。そこで、初めて自分で歌詞を書く経験もさせてもらいました。まだ15~16歳くらいだったんですけど、そこで加藤さんに「ボイストレーニングに行きなさい」と言われたり、音への向き合い方を学んだんです。

── 英才教育を受けたようなものですね

その後は、MTV JapanのVJオーディションに受かって、2年半揉まれました。そこでは音楽をデータ集めという側面で学びましたね。あらゆるジャンルの番組を任されて、当時はネットもないから雑誌や新聞などで情報を集めて、ディレクターと一緒に台本を書きながら1日5本くらい番組をやっていたんです。

── フィジカルとしてもデータとしても音楽と向かい合う素養ができていったんですね

そのおかげで、小室さんと出会った時には、月に何百万部と雑誌を売っていたモデルでありながら、すでにミュージシャンとしてデビューしていて、MTV Japanでのデータもあった。それで小室さんと話をしてたら「なんだこいつ超面白いじゃん。ハンブル・パイの話をしても通じるよ」って思われて、毎日のように一緒に遊んでいましたね。とにかく話が尽きないんですよ。小室さんから「今U2何やってんの?」って聞かれたらすぐに答えられるし。そういうライフスタイルは今も変わらない。大沢たかおやメンノンのモデル同期はみんな楽器をやっていたけど今は俳優で、音楽に行ったのは自分だけなんです。それは遊びとしてのクラブの延長線上に音楽があったからなのかなと思いますね。

── 遊びの感覚があるからこそ…

うん、遊びの延長だからこそずっと続けていられる。小室さんみたいな生粋の音楽プロデューサーにとっては、現代のモバイルな制作スタイルはつらいかもしれないけど、僕みたいな遊びの延長に音楽がある人種には気軽にどこでも作れる環境はぴったりだと思いますね。

どんな場所でも妥協しない。現代のモバイル制作環境をサポートする「T5」

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Photo: 照沼健太

遊びの感覚を忘れずに音楽を楽しむ。だからこそずっと続いている。そうした軽快な感覚とフットワークのためには、装備も身軽な方がいい。

そんなマークさんの音楽制作やDJにとって、新たな選択肢であり解答となったのはサムスンのポータブルSSD「T5」。名刺よりも小さい軽量コンパクトボディで高速データ転送を実現し、最大2TBの容量が用意されたフラッグシップモデルです。

高速にトレンドが変化し続ける現代の音楽シーンを駆けるDJ/プロデューサーにとって、「T5」のような高性能のコンパクトSSDはどんな環境であっても妥協せず、音楽と向き合うための手放せないアイテムとなりそうです。

Source: Samsung

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