Teslaのオートパイロットの目にはパリの街並みはこんな感じで映るらしい

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  • author 傭兵ペンギン
Teslaのオートパイロットの目にはパリの街並みはこんな感じで映るらしい
Image: greentheonly/YouTube

環境を認識するのって忙しそう。

宇宙進出に向け着実に準備を進めるイーロン・マスクの電気自動車会社Tesla。同社の車の売りとして全車に搭載されているオートパイロット(完全自動運転機能)は、厳重にロックがかけられその仕組みがオープンにはなっていないのですが、Teslaハッカーがその解析を試みた動画が公開されました。

その映像を公開したのは、長らくオートパイロットの解析を試みてきているTeslaハッカーのverygreenとDamianXVI。今回はたまたまebayで開発者向けにロックが解除されたAutopilot Hardware 2.5(オートパイロットのコンピューター)を手に入れ、それが運転中に処理するデータを解析したようです。

ちなみに今回の動画はそのデータを独自にビジュアル化したもので、Teslaの開発者が実際に見る画面とは異なるはずで、出てくる数値も何を意味するのかすべて把握しているわけではないのだとか。また、動画は手動運転で撮影されたものとなっています。

Video: greentheonly/YouTube

まず一本目はパリの街中を走行。地面の緑色の部分がコンピューターが走行可能と認識している場所。車両に搭載されたカメラやレーダーなどの各種センサーで、道にある車や歩行者を認識し、それが移動中もしくは静止中なのか、速度の差などが表示されています。

動画の1:17あたりで、路上にあるコーンをしっかり認識しその先は走行不可としているのが面白い。ただ、2:23ではコンテナを車と、6:52ではポスターを歩行者と、11:44ではローラースケートをやってる人を自転車(まぁあんまり変わらない?)と誤認していたりするのが気になるところ。

また14:00では危うく事故になるところだったようですが、オートパイロット上では特に警告は出なかったとのこと。

Video: greentheonly/YouTube

続けてこちらは高速道路の走行。3:55では導流帯を走行可能(物理的には走行可能だろうけど……)としていますが、4:08ではコーンのある導流帯を走行不可と捉えている様子。

Video: greentheonly/YouTube

そして特に興味深いのがこの3本目。背景の動画を消し、オートパイロットが認識しているものだけを表示した動画。情報は限られていますがなんとなく『マトリックス』的なSF風景で分かる感じ。これをVRで見ながら運転をシミュレートできたら楽しいかも?

Source: YouTube(1, 2, 3), Reddit via electrek