個性がわかると、可愛くてね。
Ankerの家電ブランドEufy(ユーフィー)から発売されたロボット掃除機「Eufy RoboVac 11S」。前モデル「Eufy RoboVac 11」と見た目こそ似ていますが、新たに吸引力を自動調節する「BoostIQテクノロジー」を搭載。また、静音性も増しているとしています。
では、その新機能やお掃除能力はどう変わったんでしょうか? 2万4800円というエントリー価格だけど、ひょっとしたら上位機種といいバトルできちゃう系だったりしたら胸アツですよね。僕、趣味はお掃除。特にロボット掃除機にはちょっとうるさいので、早速その性能をチェックしてみましたよ。
外観やスペックをチェック!

白で統一されたボディは清潔感があっていいですね。THE白モノというイメージで好き。充電ドッグが付属していて、お掃除が終わると自動的に帰還する機能も搭載されています。エントリー機種ながらやりますね。

前モデルも薄かったのですが、今回はさらに薄くなり、スペック値では7.2cm。さすがにこれだけ薄かったら、いろんなところに進入できそうな期待感!

両端に回転するサイドブラシが備わっていて、進行方向や壁際のゴミ・ホコリを中央に集めて、吸引口で吸い込むといった方式。ロボット掃除機ではオーソドックスなスタイルです。
ブラシタイプだと髪の毛が絡まりやすいのですが、それを考慮してか、付属品として専用の髪の毛カッター(メンテナンスツール)が付属します。また、予備のサイドブラシも2本、予備フィルターが1セット付属。

動作モードやタイマーを設定できるリモコンも付属しています。基本はAutoモードで「BoostIQ」はオンでいいと思います。
スペックとしては、連続稼働時間が最大で100分。充電時間が約300-360分。BoostIQテクノロジーで、カーペットなどでは吸引力を自動的に上げ、吸引力の最大は1300Pa。まぁスペックだけでは性能が測れないのがロボット掃除機です。引き続き実地検証してみましょう。さぁ、この格安なロボットはどんな働き?
あっちこっちそっち? 一生懸命さがかわいい

お掃除は本体上部のボタンを押すだけ。動き方としては、状況に合わせていくつかのパターンを繰り返すランダムウォーク型ですね。高級機種のようなカメラやレーザーセンサーで、部屋の形や現在地を補足する能力(SLAM)はありません。そのため、広いスペースではあっちいったり、こっち行ったり、一見迷走しているような動きにも見えます。

面白かったのが壁や障害物へのアプローチ。
近接センサーと接触センサーの2種類をケース・バイ・ケースで使い分けるようで、壁に当たる時もあれば、壁に当たる前に回避する時もあるんです。なにこの気まぐれ感? ちなみに、壁に当りたい気分だった時は、壁際に沿って念入りに動いたり、椅子の足ではぐるっと回り込むような動きをみせて、隅っこ掃除頑張ってくれます。

カーペットは乗り上げるまでが大変そう。
当たらないわ!気分の時に乗り上げちゃうと「あらしつれい」と戻っちゃうけど、ガンガンいくわよ!気分の時には「どっせい!」と乗り上げ、めくれるのも臆せず突入します。
こんな気分屋なので、カーペットの上が掃除できていなかったり、カーペットがとんでもない形にめくれ上がっていても大目に見てあげてください。でも、どちらかといえば端っこがめくれやすいカーペットは苦手みたいです。

放置して仕事していたら、エラー音が聞こえたので様子を見に行ったところ、玄関マットをめくりあげた上に、マウントポジションを取って停止していました。もうっ、おてんばさん!
それでも落下しなかったのは褒めてあげようと思います。落下防止センサーもちゃんとしていますね。

そして、やっぱり薄さは正義でしたよ。脱衣所では洗濯機の下にある微妙な隙間も入り込んで、サイドブラシで念入りにゴミを掻き出してくれました。
ここ、掃除機でも掃除がめんどくさい場所なので、ありがたい限り。というか、なぜここにわざわざこんなホコリが溜まりやすい隙間を作るのか! 東芝の洗濯機はデザインを見直したほうがいいと思います。
僕が仕事している間、この子はどう掃除してくれているのだろう?
また、このロボット掃除機、すごく静かです。
ロボット掃除機ってガーガーガーという音がするイメージがあったのですが、この子は本当に静か。隣の部屋で掃除していたとしても、ドアを閉めていれば掃除機自体の音はあまり気になりません。部屋によりけりですけど、夜間に可動させてもイケるくらい。
ただし、「BoostIQテクノロジー」による吸引力の違いは、外から見ている分にはわかりませんでした。カーペットの上だと音がちょっと変わった? なんて気もするけど、気分的なものかもしれない!
あと、大事なことなので強調しますが、掃除時間は正直長いです。
スペック値ではフローリングで約100分間という稼働時間がありますが、リアルに100分間フルに可動します。マジで。自分が通った道や部屋の形状を判断できないランダムウォーク型なので、稼働時間でお掃除エリアをカバーするといったアプローチなんです。
可動する様子を広角カメラで定点撮影。エントランス、和室、リビング、キッチン、脱衣所で合計40㎡くらいの床面積で、映っていない手前側にキッチンと脱衣所があります。この動画を見る限り、行っているエリアもあれば、行っていないエリアもありますね。
特にテーブルの下のマットにつまずいちゃって、テレビボード周辺に到達できていない傾向。こりゃ、マットどかしたほうが良さそう…。こうした狭い場所や開けていない場所のお掃除が疎かになるというのは、ランダムウォーク型の弱点ですね〜。

一方で開けている和室の方は、カーペットにさまざまな角度から縦横無尽な足跡が残されていました。こちらは長いバッテリー駆動時間を活かして、ちゃんとお掃除してくれたみたい。
こうして、マッピング対応なロボット掃除機の上位機種と比べたら、一発ではお掃除しきれないエリアもあります。でも、特性を理解して床を片付けたり、掃除エリアを絞ったり、マットやカーペットの固定を工夫すれば、毎日可動させていることで、一定のキレイさがキープできるんじゃないかな。
(以下、ゴミの画像が出ますよ〜。要注意!)
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その証拠がこちら。実際我が家で掃除してもらったあとのダストボックスです。ひどい!
おかしいな…。僕、家はキレイにしているつもなんだけど、こんなにモリっと取れるなんて、現実を受け入れるのに少し時間がかかりました。効率的ではないにせよ、100分間もくもくと一生懸命にお掃除してくれるってのは、やはり効果も大きいんですね…。
「Eufy RoboVac 11S」はどんな家庭向け?

気まぐれなところがあったり、あっちゃこっちゃと落ち着きの無い様子もあります。お掃除の効率を求めたり、広い部屋をくまなく掃除してほしい!といった用途は若干苦手。高性能なマッピング対応モデルをおすすめします。
でも、なんだかんだで、終わってみればちゃんと自動でドックに帰還していましたし、思っていたよりも遥かによくゴミを取ってくれました。まずはお掃除をお任せできる手軽さを体験してみたい!といったニーズならば、これだけ念入りに動いてくれて、これだけゴミが取れて2万4800円という価格はアリ寄りのアリなんじゃないかな?
いきなり高級機に突っ込むのは勇気がいりますし、初めてのロボット掃除機として、選びやすい1台ですよ。家電でも、Ankerのコスパの高さが光ります。
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Source: Amazon.co.jp, YouTube (1, 2)