Amazonの新「Kindle Paperwhite」ファーストインプレッション:そして時代は「読書 2018」へ

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  • author K.Yoshioka
Amazonの新「Kindle Paperwhite」ファーストインプレッション:そして時代は「読書 2018」へ
Photo: ギズモード・ジャパン

若かりし頃の自分に買い与えたい。

恥ずかしながら、僕は電子書籍の専用端末をちゃんと使ったことはありません。そもそもあまり本を読む習慣がなかった。いや、習慣化できなかったので、購入するという選択肢に入ってこず。だからKindle製品についても詳しくは知らなかったのです。

そんな僕ですが、Amazonから登場した新しい「Kindle Paperwhite」に触れる機会がありました。電子書籍を読むだけなのにそんなアップデートすることあるの?って純粋に思ってたんですが、話を聞いてみるとなにやらスゴい。見た目の変化はほとんどないものの、細かい仕様の変化で読書に対するストレスが解消されているじゃないですか。今回のKindle Paperwhiteは、時代を「読書 2018」へと引き上げてくれるでしょう。

防水対応=もう、場所を意識しなくてOK

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Image: Amazon

その昔どっかの温泉地に行ったときに、本を片手にお風呂に入ってるおじさんを目撃しました。当時は「水に濡れない? 大丈夫?」って思いましたが、いまなら「おっちゃん! これ使いなよ!」ってPaperwhiteを渡すでしょう。

新PaperwhiteはIPX8等級の防水性能を搭載しました。なので、お風呂でも、海でも、プールでも、土砂降りの中でも読めます。まあ場所なんか考えずに「どこでも読める」とだけ覚えておけばいいと思います。

重さも薄さも10%減。持ち歩きもストレスフリー

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Photo: ギズモード・ジャパン
上が新モデル、下が前モデル

Paperwhiteは前モデルに比べて、重さと薄さがともに10%シェイプアップしました。実数値で言えば、薄さが8.18mm、重さが182g。文庫本の重さがだいたい150~200gくらい(ページ数による)なので、本を持ち歩く感覚とそこまで変わりません。むしろ、かなり薄いのでカバンの中でかさばらないのが何よりいい。

昔『ニューロマンサー』の文庫本を持ってたんですが、かさばるんで結局持ち歩かなくなっちゃいました。「なにアメえこと言ってんだ、こいつ」って感じかもしれないですが、僕にとってはそんな些細なストレスが本を持ち歩くハードルになっていたんです。

でもPaperwhiteは軽いし、薄い。じゃあ持ち歩こうではありませんか。

フラットディスプレイ採用でデザインも「2018」にアップデート

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Photo: ギズモード・ジャパン
左が新モデル、右が前モデル

スマホに慣れている我々からすると、フレーム面からディスプレイ面にかけてに段差なんかないのが当たり前です。しかし、 前モデルのPaperwhiteには段差があったのです。だからといって「なにか問題でも?」と言われれば、そこまで困るものではありません。でもやっぱりちょっと古い感じがするし、隅っこに埃とかたまりそうじゃないですか。

ならやっぱりフラットなディスプレイがいいよね!ってことで、新Paperwhiteはディスプレイとベゼルの間に段差のない、フラットなフロント面になりました。これだけで端末の美しさが2~3割増したような気がします。

それにともなって操作性もグッとあがりました。広く普及してるデザインってのはちゃんと理にかなってると再確認。

Kindleのオススメは「本心」に基づいている(気がする)

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Photo: ギズモード・ジャパン

Amazonといえば、サイトを訪れるごとに過去の買い物履歴から最適な商品をオススメしてきます。しかもそれが結構な精度で、結果として「購入せずにはいられない」という沼に引きづりこまれるわけです。で、そんな体験がPaperwhiteにもやってきました。

新Paperwhiteのホーム画面では、ユーザーの読書履歴に基づいて、オススメの書籍を提案してくれます。しかもユーザーの会員登録しているサービス(Kindle UnlimitedやPrime Reading)の範囲内で読めるものを教えてくれるので、「追加購入しないと読めないよ」みたいなことはありません。なんというか、「買っちゃえよ」っていう下心のない「本心からのオススメです」という感じがしていいですね。

ホーム画面では他にも「豆知識」も表示されるようになりました。見ないかもしれないけど、こういうところに愛らしさが宿るのです。

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Photo: ギズモード・ジャパン

あとは読書画面から、すぐにフォントや字の大きさといった設定画面に移れるようになりました。しかも、自分好みの設定を一括で登録することもできるので、ちまちまと個々の設定を変える必要はなし。本によってマッチしたフォントや字の大きさあると思うので、気軽に変えられるのはいいですね。

「本を読む」という習慣を取り戻せそう

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Photo: ギズモード・ジャパン

「どこでも読めるし、持ち運びも楽」

それだけで、読書の習慣はより身近なものになると思います。それでいて、電子書籍の読みやすさという点もアップグレードされてるんですから、「読書 2018」感あります。もし子どものころにPaperwhiteと出会ってたら本を読む習慣がちゃんとついてたのかもしれませんね…。

また今回ピックアップした点以外にもアップデートしたところはあります。

・内蔵のLEDライトが4個から5個に

・ストレージは8GBと32GBの2モデル

・4Gに対応し、Wi-Fiも高速化。60秒以内に書籍をダウンロード

地味に「60秒以内にダウンロード」ってのもいいですよね。まさに、すべての本が手の中にあるって感覚なんでしょう。

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Photo: ギズモード・ジャパン

ケースも新しくなり、3つの素材とそれぞれに用意されたカラーバリエーションで選択肢が豊富になりました。プレミアムレザーはラスティックの1色、レザーはブラック、メルロー、パンチレッド、インディゴパープルの4色、水に強いファブリック素材はチャコールブラック、カナリアイエロー、マリンブルーの3色から選べます。

書籍はもちろん、端末も楽しめるっていう感じで、フィーリングの合う人には「人生をお供する」レベルのデバイスになるでしょう。ハードウェア的な盛り上がりには欠けますが、読書の習慣がちゃんと身についた未来を想像すると俄然使いたくなってきます。

新しいKindle Paperwhiteは、8GBモデルが1万3980円(税込)、32GBモデルが1万5980円(税込)となっています。本日より予約ができ、11月7日に出荷開始です。

まずは本好きな人にプレゼントしてみようかなー。その上で購入を検討したいです。