アメリカの警察官、Face IDでロックされたiPhone画面を見ないようにアドバイスされているらしい

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  • author 塚本直樹
アメリカの警察官、Face IDでロックされたiPhone画面を見ないようにアドバイスされているらしい
Image: Halfpoint / Shutterstock.com

気づいたら完全ロック状態に。

指紋認証機能「Touch ID」に続き、顔認証機能「Face ID」が搭載されるなど、ますます安全になるiPhone。しかし事件の捜査で容疑者のiPhoneと対峙するアメリカの警察官は、そのスクリーンを見ないようにとのアドバイスが行なわれているようなんです。

Mothetboardによれば、法医学関連会社のElcomsoftの法執行機関(警察など)向けのスライドから、このアドバイスが発見されました。また資料では「(2017年の)Appleイベントと同じようなことが起きないように」との、意味深な言及があります。

実は「iPhone X」が披露されたイベントにて、Apple(アップル)でソフトウェア・エンジニアリング担当上級副社長を務めるクレイグ・フェデリギ氏はiPhone Xのアンロックに失敗しました。これは後に、イベント前に数人がiPhone Xのスクリーンを覗き込んだからだと判明しています。なおFace IDのロックは5回認証に失敗すると、パスコードの入力が必要となります。

また、現在アメリカでは警察が容疑者に対し、パスコードの入力を強制することはできません。しかし生体認証システムでは状況が異なり、実際に容疑者の指やでiPhoneのロックを外させたケースが報告されています。

今回の経緯はアメリカでのケースで、日本からは少し縁の遠い話かもしれません。しかし警察官の現場では、法律とテクノロジーという難しい舵取りが行なわれているようです。

Source: Mothetboard via MacRumors