なるほど、怖い。業火に包まれるアメリカの山火事をARで見せる気象予報

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  • author Brian Kahn - Gizmodo EATHER
  • [原文]
  • 岡本玄介
なるほど、怖い。業火に包まれるアメリカの山火事をARで見せる気象予報
Image: The Weather Channel/YouTube

「危ない逃げてー!」って言いたくなるほどリアル。

以前にも、ノースカロライナ州に上陸した大型ハリケーン「フローレンス」の脅威を、ARで分かりやすく、しかも超リアリスティックに注意喚起したThe Weather Channel

今度はカリフォルニアカナダで毎年発生し、甚大な被害をもたらす山火事をARで再現しました。こんなことになるのなら、夏場のBBQやハイキングなんて絶対したくないなぁ…と思わせてくれます(良いこと?)。

Video: The Weather Channel/YouTube

炎に取り囲まれる女性リポーターが、涼しい顔をしているのがシュールです。この方はステファニー・エイブラムズさん。気象学者なので山火事についてもお詳しいよう。この映像は一般的な近年の山火事をCGで再現したもので、リポーターの解説と合わさって山火事の恐ろしさを真に迫るリアリティーで伝えています。

山火事の原因のうち80%は人間によるもので、気候変動に伴い1970年代より炎の燃え広がる範囲が2倍になっているのだそう。しかもフットボール場と同程度の範囲を1秒で燃やし尽くす勢いがあるそうですよ。

ARが担う役割

山のド真ん中から、街の方へと火事が広がったあと、舞台は街の中に移ります。迫りくる炎の恐怖もさることながら、煙に包まれると朝でも真っ暗になってしまうので、避難が必要になるんですよね。

人々はこれまで、さまざまなメディアで災害時の映像や情報を見聞きしてきました。ですが何故か「自分は大丈夫だろう」と思ってしまうようです。しかしながら、ここまでリアルな映像を見たら、それが「明日は我が身」になるんじゃないかと思わされますよね。

The Weather Channelの気象学者グレッグ・ポステル氏がこのようにコメントしています。

私たちが考えられる限り、生命と資産の危機が身近に感じられる映像です。

24年以上前から、いつか天気予報は3次元アニメーションになるだろうと夢見ていました。いま私たちは、それに向かっているんです

CG制作はあのゲームと関わりが

そのため彼らはグリーンバックと特殊なカメラを使い、ゲーム『フォートナイト』の開発者たちに作ってもらったUnreal Engine映像を合成しているのです。この映像を作るため、現在はノルウェーのFuture Groupというプロダクションと制作しているとのこと。1~3分の映像を作るのに3~4週間を要すというので、もっと早く作るべく、いずれはThe Weather Channel内でこうした映像を作りたいと考えているとも語られました。

気候変動は冬にも

冬になれば、また大雪の原因となる湖水効果雪をARで説明することになるでしょう。それに山火事の時期が1970年より3カ月長くなっている理由や、嵐が海面を持ち上げる現象など、気候変動によるそのたの危機も、ARで視覚的に作ることもできるのです。

国連が気候変動による災害を抑えるには、あと12年しかないと報告書を提出した内容が、もっと身近に感じられるようになりましたね。

Source: YouTube

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