65倍。1,365mm。
キヤノンは、光学65倍ズームレンズを搭載したコンパクトデジカメ「PowerShot SX70 HS」を発表しました。センサーサイズは1/2.3型で、前モデルのSX70 HSの1610万画素から2030万画素にアップしています。
レンズは35mmフィルム換算で21〜1,365mm。広角から超望遠までこれ1台でまかなえます。その上、プログレッシブファインズームを利用すると約130倍まで高解像度でのデジタルズームができます。2,730mm相当まで使えます。とりあえず、これだけズームできれば普段の撮影で困ることはないでしょう。
映像エンジンはEOS Kiss MやEOS Rにも使われている、最新のDIGIC 8を搭載。4K30fpsの動画撮影にも対応です。EVFは約236万ドット。かなりよさそう。キヤノンの液晶周りは高品質なので期待できます。

僕、ここ最近高倍率ズームレンズ搭載のコンパクトデジカメが欲しくて探していたんですが、これはよさそう。12月発売予定なので、今すぐ手に入らないのが残念。
ただひとつ気になるところがあって。ISO感度が前のモデルから進化せず、100〜3200なんですよ。ISO 3200だと、室内での撮影はちょっと厳しいかな……。最低でもISO 6400、できればISO 12800までは欲しかった。

モニターは3型バリアングル液晶ですが、タッチ操作は非対応。僕はタッチパネルは使わないのでいいんですけど、「タッチパネル最高!」という人にとっては、物足りないかも。
でも、比較的小型軽量ですし、画面いっぱいにお月様写せますし、手軽に高倍率ズームの撮影がしたいという方にはいいですね。
発売は12月下旬の予定。キヤノンオンラインショップでの販売価格は6万7500円(税込)です。
Source: キヤノン