おひさ! 火星探査機キュリオシティがやっとこさミッションに復帰

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おひさ! 火星探査機キュリオシティがやっとこさミッションに復帰
Image: NASA/JPL-Caltech

まだ全快ではないけど、とりあえずは復活。

ハッブル宇宙望遠鏡セーフモードに入り、火星にいる探査機オポチュニティ長きにわたって沈黙、そして探査機キュリオシティの技術的な問題と、NASAはこのところたくさんの問題を抱えています。

でもここで、キュリオシティの科学オペレーションが先月のメモリー異常から部分的に復活したという明るいお知らせが届きました。まだ全快ではないものの、チームが回復に向けて作業をしてくれるおかげで、キュリオシティはデータを送信できるようになりました。

キュリオシティーの復帰にNASAも興奮

このニュースは10月19日、NASAのサイト上興奮気味な投稿でシェアされました。キュリオシティチームのSarah Lamm氏が、9月中旬に発生した異常の診断に進展があったと発表。エンジニアらが探査機のコンピューターをA面コンピューターへと戻した後、探査機は2013年以来使われていなかったカメラを利用してベラ・ルービン・リッジでの火星表面の画像を送信できたのです。

「一生懸命働いているエンジニアたちのおかげで、キュリオシティーは限られた科学オペレーションをする準備が整いました。異常への対処は今後も続きます」とLamm氏は綴っています。

キュリオシティーは2つの“脳”を切り替えられる

キュリオシティは火星のゲールクレーターを探査しており、チームが不調の原因をつきとめるまでA面のコンピューターを利用することに。同探査機は2013年、ミッションに入っておよそ200日経った頃、A面コンピューターでのトラブルが発生したのち、同じ機能を備えたB面コンピューターに切り替えていました。今月の初め、NASAジェット推進研究所のエンジニアらは、9月15日以来影響している問題のフル診断をキュリオシティチームにしてもらうため、探査機に“脳”を切り替えるよう命じたのです。

そのときのプレスリリースで「先週はA面を調査して、交換への準備をして過ごした」と、キュリオシティプロジェクトの副マネージャーSteven Lee氏は語っていました。「もし本当に必要なら、A面でミッションを実行することは可能だ。だが、我々の計画はメモリーのサイズを利用して問題を解決でき次第、B面に戻すことだ」とのこと。

大忙しだったキュリオシティーと、オポチュニティの現在

クルマほどの大きさのキュリオシティは、マーズ・サイエンス・ラボラトリーのミッションの一環として2012年に着陸しました。不調になる前は、今年の6月に35億年前の有機物を発見し、9月には火星でのセルフィーを撮影するなど多忙な数カ月を過ごしていました。今年の初めには、ベラ・ルービン・リッジの頂上からのすばらしいパノラマ写真を捉えていますね。

Twitterでフォロワーの質問に答える形で、キュリオシティのチームは10月18日、今のところ探査機オポチュニティからは何のアップデートもないとツイートしています。 オポチュニティは大規模な砂嵐に飲み込まれ、太陽電池パネルに塵が積もってしまったかもしれず、6月にパーサヴィアランス谷で休眠モードに入ったままです。

オポチュニティの状態についての質問に答える中で、NASAが今月の中頃に語っていたように、赤い惑星の来たる風吹く季節が解決策になり得るとチームは指摘しています。もし本当に塵が原因であるなら、オポチュニティが充電、バックアップそして起動されるよう、嵐がパネルの塵を吹き払ってくれないかと期待しています。

知るかぎり住民の100%がロボットの赤い惑星。それらの生存に青い惑星の住民が注目です。

Source: Mars Science Laboratory, JPL, Twitter

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