Facebookの5000万人情報流出の事件に、もうウンザリ。インスタもやめたろ…

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  • author Adam Clark Estes - Gizmodo US
  • [原文]
  • 中川真知子
Facebookの5000万人情報流出の事件に、もうウンザリ。インスタもやめたろ…
Image: Facebook/Gizmodo US

みなさんはFacebookのアクティブユーザーですか?

9月28日、Facebook(フェイスブック)はソフトウェアの欠陥が原因で、1年以上ものあいだ乗っ取りや個人情報流出の危険にさらされていたことを発表しました。これにより、5000万件近くのアカウント情報が流出し、問題修復のために9000万人以上が影響を受けています。情報が悪用されているのか、個人情報にアクセスされているのかについては明らかになっていません。ケンブリッジ・アナリティカのスキャンダルに続き、Facebookはまたしてもユーザーを失望させる形になってしまいました。

米Gizmodoのアダム・クラーク・エステス記者もいい加減Facebookにはうんざりした様子。ついにプロフィールだけ残し、プライベートな情報はすべて削除したようです。


Facebookが再び情報漏洩したことを発表しましたね。今回は5000万人が影響を受けているそうです。自分のアカウントをチェックしようとしたらログアウトされていたので、おそらく私のアカウントも流出の被害にあったと思います。もう、視界がグラつきましたね。正直言ってうんざりです。だから止める決断をしました。

私がFacebookのアカウントを作ったのは約15年ほど前の2004年です。初期のFacebookはディレクトリーといった程度でしたが、私がFacebookを始めた当時はコンタクトインフォメーションとプロフィールを掲載する簡易ホームオエージのようでした。個人のページを作ることはできないけれど、ウェブで自分の存在を発信したい人にとって本当にありがたい存在でした。平和だったあの頃が懐かしいです。

あの頃、Facebookは世界で最も強力で秘密めいた会社のひとつでした。かつてスウェット姿が印象的だったマーク・ザッカーバーグも、今や地球上で最も裕福な実業家のひとりになり、Facebookも世界で約22億人以上が使うSNSに成長を遂げました。

大企業に成長してから起きた歪み

しかし、会社が大きくなって起こったのはいいことばかりではなく、ここ数年は大量虐殺の扇動に利用されたり、フェイクニュースの拡散に利用されたり、ユーザーのプライバシー侵害をしたり、個人ユーザーのデータを無断転用したりとネガティブな話題が続きました。

そして今、追い討ちをかけるように、5000万人のアカウント情報漏洩のニュースです。どうなっているのでしょう。長年に渡ってFacebookを使ってきましたが、もはやソーシャルネットワークから得るものは少なく、むしろ失うものの方がはるかに多くなってきているように感じます。

ネットにある多くのサービスと同じく、Facebookは無料です。なので、サービスを受けるために自分の情報を渡すことはあるでしょう。しかし数ヶ月前にケンブリッジ・アナリティカのスキャンダルが発生したことで、Facebookのデータは不適切な形で使われる恐れを孕んでいると不安になりました。そして今回の流出で、Facebookは個人のデータを守ろうとしても守りきることができないことを露呈してしまいました。セキュリティの脆弱性を突かれ、5000万人ものユーザーのアクセストークン(ユーザーがパスワードを毎回入力しなくてもログインできるようにするユーザー認証情報)が不正入手されてしまったのです。攻撃した人物はアカウントの乗っ取りすらもできる状態でした。Facebookは盗まれた人たちのアクセストークンをリセットし、さらに予備的処置として4000万人の分をリセットしています。私は、この9000万人のうちのひとりでした。盗まれていたのか、予備的処置なのかはわかりませんが、犠牲者であることには変わりません。

自分のデータは管理者からは守れない

私はずいぶん前からFacebookアカウントをプライベート設定にしています。それ以来、他人が私のアカウントを見ることはありません。しかし、Facebookが情報を得て広告主にシェアすることは防げないということに気づきました。

直近のデータ流出ニュースを聞いて、私はFacebookからありったけの個人情報を削除しました。情報を消したからといって、Facebookが私のデータすべてをトラッキングできなくなるわけではありませんが。個人情報をまったく知られたくなければアカウントそのものを消す必要があります。私の場合、消しても日常生活に支障はありません。自分のニュースフィードをチェックしているわけではありませんし、ほとんど何も投稿していません。しかし、なぜだかFacebookからアカウント自体を消去することに、寂しさを感じてしまうのです。なので、私はプロフィールだけは残しておくことにしました。

ケンブリッジ・アナリティカ・スキャンダル以降、私はアプリ経由でFacebookへアクセスするのをやめていますし、トラッキングを回避してくれるChromeブラウザの拡張機能「Privacy Badger」も入れています。もうFacebookに個人情報を掲載して、漏洩されただ売られただとイライラさせられるのは御免です。なので、Facebookの傘下であるInstagramからも手を引こうと考えています。Instagramの創設者すら数日前に手を引くと発表していましたしね。


アダム記者はプロフィールだけは残すと書いていますが、その理由のひとつに、数ヶ月前にニューヨークタイムスのSiva Vaidhyanathan記者が書いた「アカウントを消すのではなく、会社に変わってもらうべくユーザーが声をあげて働きかけるべき」という主張に共感しているから、というのもあるそうです。たしかにFacebookを完全にやめてしまうのは寂しいし、こうするのが最善なのかもしれません。

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