糸を巻いてニョキニョキ伸びるチンアナゴロボ。何につかうの?

  • author 岡本玄介
糸を巻いてニョキニョキ伸びるチンアナゴロボ。何につかうの?
Image: Science Magazine/YouTube

上昇志向が高めのロボットが成長曲線を描きます。

床に置かれた円筒形の装置から、ニョキニョキと伸びていくチンアナゴのようなロボットが開発されました。名前は「Fiberbot」。樹脂の糸をクルクル巻いては紫外線で固めて、自律的に伸びていくロボットなのです。

しかもこれらは複数台が連携しあって作業を共にし、アートや建築を作っていくのです。

Video: Science Magazine/YouTube

早送りで見ると気持ち悪い動きをしていますし、出来上がったものは妙に有機的。ロボットは自ら傾きを変えることで、いろんな方向に伸びていくのです。しかも別のロボットとネットワークで連携すれば、複雑な形も生み出せます。基本的にはアートのインスタレーション向けのようですが、時として災害時の橋や仮設シェルターになったりと、応用も充分に可能。

Scienceによりますと、地上に繊維のタンクが置いてあり、ノズルで材料を混ぜ合わせいろんなパターンで紐を巻いては紫外線で固めていくとあります。固まった繊維は縮まるので、ロボットはそれを踏み台に、少しずつ上昇していくのです。

開発者たちが行なったデモでは、22台のロボットが12時間以上をかけ、高さ4.5mの樹状構造を作りました。そして解体されるまで7カ月間屋外に置かれ、秋冬の厳しい環境に損傷なく耐えることができたのだそうです。

どうしても「ロボット」といういうと、ガンダムみたいな人型を想像してしまいがちですが……機械仕掛けで何かしらの作業をするものは、大体がロボットという定義になります。我々が地球に離れるころには、この「Fiberbot」が宇宙植民地の建造に一役買ってくれるかもしれませんね。

Source: YouTube via Science

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