思ったよりも刑期は短いのね。
先日、ATMをハッキングして現金を盗んだ22歳の男性に、12ヶ月と1日の懲役判決が下されました。「ジャックポット」と呼ばれるATMハッキングの罪で懲役判決が出たのは、米国初となります。
「ジャックポット」とは、物理的にATMに接触してマルウェアをインストールし、遠隔操作でATMに現金を吐き出すように指令を出してお金を奪う犯罪のこと。この手法は組織的に行なわれており、以前はアメリカ以外のヨーロッパやアジアが中心の犯罪でした。
今回懲役となったのは、マサチューセッツ州スプリンググフィールド出身のArgenys Rodriguez(22歳)。彼は2018年1月27日にコネチカット州クロムウェルのシチズン銀行のATM付近で、パートナーのAlex Alberto Fajin-Diazとともにジャックポッティングをしていたとして逮捕されています。
逮捕当時、ふたりはATMから盗んだ現金5,600ドル(約64万円)を所持していましたが、調べたところ、その前にも同じATMから6万3000ドル(約716万円)を盗んでおり、ロードアイランドにある別のシチズン銀行ATMからも6万3000ドル(約716万円)を盗み出していたことが判明しました。
ロドリゲスは12ヶ月と1日の懲役のほかに、2年間の観察処分と盗み出した金額に相当する12万1355.38ドルの支払いを言い渡されています。なんかちょっと、刑期が短いような印象。これって妥当なところなのでしょうか。あまり抑止力にはならないんじゃ…?