Huawei nova 3 ハンズオン:ミドルクラスで王者級。フラッグシップ「P20」にすら挑める

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  • author 小暮ひさのり
Huawei nova 3 ハンズオン:ミドルクラスで王者級。フラッグシップ「P20」にすら挑める
Photo: ギズモード・ジャパン

時代が求める機能を、求められる価格で。

これからハンズオンをお伝えするスマホ「Huawei nova 3」は、5万4800円(市場想定売価・税抜)。価格だけ見れば、ミドルクラスの使い勝手重視なやつかしら?ってなると思います。でも、最後まで読むと「ミドルクラスも侮れないな」って感じると思うんです。

言うなれば、世代の進化の偉大さや酷さを感じるかもしれません。

だって5万4800円の端末が、フラッグシップのPシリーズMateシリーズと同じステージで比較されるなんてね。まぁ、その部分の比較は後ほど。まずは、端末のデザインから注目してみます。

6.3インチ。ノッチはあれどベゼルレスの大画面

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Photo: ギズモード・ジャパン

novaシリーズはこれまで狭額縁とはいえ、上下にベゼルがありました。今回のnova 3からベゼルは排除。わずかなノッチを残して、ほぼフルスクリーンな圧倒的な画面比率となっています。

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Photo: ギズモード・ジャパン

こう見ると底部ベゼルはフラッグシップモデルの「P20 Pro」よりも細くなっています。指紋センサーが背面なので、その分だけ細くなった感じでしょうか(P20 Proはフロントに搭載)。

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Photo: ギズモード・ジャパン

画面のサイズは6.3インチでFHD+(2,340×1,080)のTFT。

6.5インチのiPhone XS Maxと並べてみたところ…。うん、ほとんど同じ! 若干nova 3のほうが横幅が小さいかなぁ?って思うけど、サイズ感的にはそこまで変わりませんね。

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Photo: ギズモード・ジャパン
フレームはアルミニウム

ところが重量はXS Maxよりも40gほど軽い166g。背面から漂うカロリー高めなデザインに恐れながらも、想像より遥かに軽くて驚きました。

光に積極的にかざしたい。ヌルテカで表情豊かな背面

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Photo: ギズモード・ジャパン

指紋センサーは背面にあり、おサイフケータイ(NFC)や非接触充電には対応していません。

でも、この背面の複雑な表現は…面白い! アイリスパープルの背面ボディは、ブルーから紫に向けての美しいグラデーション。なんとも不思議な色合いでサイケデリックなカラーになっています。光の角度によって実に多彩な表情を見せてくれるので、長年使っても飽きない自信があるわこれ。


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Photo: ギズモード・ジャパン

カラーバリエーションはブラックアイリスパープルレッド。うわ、これはカラーで悩むヤツですね…。赤、やる気を感じるいい色ですけど、NTTコムストア(MVNOのOCNモバイルONE)限定なんですこの色。

アウトカメラはLeicaではない

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Photo: ギズモード・ジャパン

PシリーズやMateシリーズとは違って、アウトカメラのレンズはLeicaではありません。とはいえ、2400万画素のモノクロセンサーと1600万画素のカラーセンサーのダブルレンズ。

搭載するプロセッサ(さて何かな?)によって、シーン解析機能は22パターンにおよび、AIアシスト機能によって、水平線の表示、構図のアシストもしてくれるとのこと。

ただ、発表会の会場ではそのカメラ性能のすべては体験できなかったので、宿題として後日ちゃんと楽しんでみたいですね。AIによるサポート次第だけど、フラッグシップモデルの「P20 Pro」といい勝負しちゃうかもしれませんよ。プロセッサが同じですし。

AIを活用して盛る!フラッグシップと戦えそうなAIカメラ

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Photo: ギズモード・ジャパン
上がnova 3。下はiPhone XS Max

インカメラは約2400万画素+約200万画素のダブルレンズ。インがこの画素数ですか?ってちょっと目を疑ったのですが、インがです。

Huaweiお得意のAI解析に対応していて、8シーンを自動的に選別してベストなセッティングで撮影してくれます。背景に草木を写せば…。

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Photo: ギズモード・ジャパン

AIが「ははん、これは植物だな」と判断して、背景と人物とに最適な調整を施してくれます。このAIによる解析と、「HDR Pro」機能によって逆光シーンなどでも強いとのこと。

こういったAIを使った調整・強調・バランス取りは、AIプロセッサを自社開発しているHuaweiのお家芸ですね。そして、現代においてセルフィーがどれだけ重要視されているかがよくわかります。

ノッチがあるならコレもある

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Photo: ギズモード・ジャパン

アニ文字、いや「3D Qmoji」。顔認識はかなり正確ですけど、なんか僕がやると動物たちがみんな険しい顔をしてしまうのはなぜなのだ…。

ちなみに、インカメラでは顔認識によるロック解除にも対応しています。カメラ映像と赤外線センサーを併用しているため、暗闇でも正確に顔を認識できるとのこと。ベッドに居るとロックが解除できない問題もこれで解決だね。

最新プロセッサを搭載。売る気を感じるフラッグシップキラー!

OSはAndroid 8.1(Huawei独自のEUMI 8.2)で、SoCは「Kirin 970」。これはAI専用プロセッサ(NPU)を組み込んだHuaweiの最新SoCで、フラッグシップモデルである「P20 Pro」と同じものです

P20 Proと比べたら、RAMは4GB(P20 Proは6GB)と若干控えめになっているけど、ストレージは128GBで容量も一緒。

このあたり、Huaweiは世間が求めているものを上手くバランスを取って詰めています。写真をキレイに撮りたい、上手に盛って撮りたいといったニーズに対するひとつのアンサーがAI活用。そうなると、NPUを活用してAIでキレイに盛れるKirin 970が有利というジャッジなのでしょう。

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Photo: ギズモード・ジャパン
エディオンの右にはJoshinも書かれています

また、国内では1キャリアからしか売られていないフラッグシップモデルと違い、こちらはSIMフリーでオンラインストアや家電量販店、IIJmio、イオンモバイル、NifMo、mineo、NTTコム(OCNモバイルONE)など、さまざまなMVNOで販売されます。もうHuaweiの売る気がビンビン

もちろん、SoCが同じだからといって、画面が大きいからと言って一概にフラッグシップを食った!とは言えません。写真の写りに関しては、Leicaテクノロジーを採用したトリプルカメラな「P20 Pro」のほうが一歩も二歩も進んでいるでしょうし、Huawei nova 3にはおサイフケータイ機能もありません。フラッグシップモデルにはフラッグシップモデルの価値があり、さすがに自陣の将を食い倒す…なんて下剋上にはならないでしょう。

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Photo: 小暮ひさのり

でも、5万4800円という価格を考えたら。この子、十分な性能じゃない?

発売日は10月5日。「Huawei nova 3」という新星の登場によって、Huaweiの人気端末(P20、Mate 20)がどう変わっていくのでしょうか? と、そんな期待感が高まるほど、「Huawei、ミドルクラスでもやるじゃん!」と思えるフラッグシップキラーなのです。

まだ試せていないアウトカメラで「そうだ、夜景を撮りに行こう」と、思わず会場から持ち出したくなりました。うん、もちろん戻してきましたよ。でも、そのくらいの勢いで僕のテンションは盛り上がったのです。

オマケ:コスパ高しなタブレットと、フィットネストラッカーもお披露目

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Photo: 小暮ひさのり

また、コスパ重視な10.1インチタブレット「MediaPad T5」も発表。

SoCに「Kirin 659」、RAM2GBでROM16GBといったエントリーモデルですが、Wi-Fiモデルで2万2800円、LTEモデルで2万6800円とコスパめちゃ高。これは、ガンガン使い倒したい。

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Photo: 小暮ひさのり

0.95インチの有機ELディスプレイを備えたGPS内蔵スポーツリストバンド「HUAWEI Band 3 Pro」もお披露目です。25gという軽量ボディかつ、通常使用で10日間というバッテリーの持ちの良さは、羨ましくなっちゃうわ…。こちらは10月19日から発売され、市場想定売価は1万1880円です。

Source: Huawei

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