大型ハリケーンで住む場所を失うのは人間だけではありません。
猛威を振るっているハリケーン「ワラカ」が、ハワイ州の離島「イースト島」をほぼ消滅させてしまいました。イースト島は幅120メートル 全長800メートルの小さな島ですが、絶滅危惧種のアオウミガメが4月中旬から6月上旬にかけて産卵にきたり、約1400頭しか野生の個体がいないと言われているハワイアンモンクアザラシの15パーセント(30パーセントとも)が出産にくる貴重な場所でした。

アオウミガメとハワイアンモンクアザラシの聖地がこんな姿に…
イースト島について研究していたハワイ大学のチップ・フレッチャー博士は、地球温暖化の影響で水面が上昇したら数十年後には海に沈むだろうと想像していたそうですが、まさか1日でハリケーンが消滅させていたとは思わなかったと言います。
ハリケーン・ワラカと温暖化の関係性はわかりませんが、このまま温暖化が進めばこういったハリケーンが増えるようになるかもしれません。
今回はイースト島でしたが、次はどうなるのでしょうか…?