希望的な未来予測って久しぶりな気がするよ。「再生可能エネルギーの割合が2023年には国家規模になる」との報告

希望的な未来予測って久しぶりな気がするよ。「再生可能エネルギーの割合が2023年には国家規模になる」との報告
Image: presidenciamx /flickr

「必要な政策と規制が実施されれば」という前提付きではありますが。

今週、気候変動に関する政府間パネルが発表した、今後12年間に渡る気候変動による自然災害は、地球の脆弱な状態を冷静に考えさせられる内容なりました。その一方で、国際エネルギー機関IEAより、「今後5年間で世界的な再生可能エネルギー容量が大幅に急増するだろう」という、希望的な予測も発表されています。再生可能エネルギーとは、Wikipediaによれば「太陽・地球物理学的・生物学的な源に由来し、自然界によって利用する以上の速度で補充されるエネルギー全般」のことです。

バイオ燃料が急成長する可能性を指摘

10月8日に出されたIEAのリポート「Renewables 2018」では、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)がいう、植物由来の液体バイオ燃料や嫌気性消化で生成されるバイオガス、それに木質ペレット加熱システムといった、現代のバイオ燃料が業界で特に重要であり、「現在から2023年までの間に急成長する可能性を秘めている」と報告しています。それに現代のバイオ燃料開発において、「堅牢な再生利用割合の基準と安全で持続可能なエネルギー・システムを確実にしていくこと」が重要だとも説いています。

IEAエグゼクティヴ・ディレクターのファティ・バイロル博士は「現代バイオ燃料は、再生可能エネルギー分野の見過ごされた巨人である」と延べ、続いてこう話しています。

世界の総再生可能エネルギーの占める割合は、今日では約50%であり、言い換えれば、水力、風力、太陽光、および他のすべての再生可能エネルギーを組み合わせたものです。我々は現代のバイオエネルギーが引き続きこの分野をリードし、さらなる成長のための大きな見通しを持っていると考えています

加えてBloombergでは、この報告書にある別の予測シナリオに注目。そこには「2023年までに1.3TW(テラワット)の余剰クリーンエネルギーが導入される可能性がある」とし、化石燃料の使用量の減少と共に、風力、太陽光発電が増加するというIEAの予想図を掲載しています。そして以下のようにも。

太陽光発電の容量は、他のすべての再生可能エネルギー技術を合わせたものよりも約600GW(ギガワット)拡大する、または予測期間の終わりまでに日本の総容量の2倍である1TW(テラワット)に達すると予測されています。

最近の政策変更にもかかわらず、中国は2023年に世界の太陽光発電容量の約40%を保有することになり、アメリカはインドの1/4の太陽光発電保有国となり、世界第2位の市場になるでしょう

しかし技術やら何やらよりもっと重要なのが、適切な政策と市場設計。バイロル博士は、「適切な制作と厳格な規制は、再生燃料の潜在能力を最大限に発揮するために不可欠である」と話しています。

Source: Bloomberg via IEA, Reference: Wikipedia

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