新しいiPad Proの平たい側面に、僕はまた恋をした── #AppleEvent

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  • author ヤマダユウス型
新しいiPad Proの平たい側面に、僕はまた恋をした── #AppleEvent

これは、とある平面好きの男の物語。

僕は、iPhone 4sが好きでした。それは初めて手にしたiPhoneだったからというのもあるけれど、何よりも好きだったのは握った時の感触です。手のひらに感じるステンレスの冷たさ、カチっと押しがいのある丸い音量ボタン、そして、ザラっとした側面のエッジが何よりも心地良かった。

アンテナ問題やら何やらも懐かしい平面ステンレス側面は、iPhone6で姿を消します。新しく登場したラウンド側面は、誰の手にも優しく馴染み、最新の意匠を感じるデザインでした。でも、ガジェットを握った時に感じる、時代を穿つような切れ味は失われたように感じたのです。

そして2018年10月、編集部一同をぶち上げた新しいiPad Proには、丸くラウンドされた側面はなく、そこにあったのは懐かしの平面側面でした。イベントの動画にあった、丸い側面に指をそわせて平面にする演出。あれを見た時、僕の中で人生二度目の赤い実がはじけたのを確かに感じました。それ、知ってる。それ、見たことあるッ!

それからはもう平面側面のことで頭がいっぱいです。カドっ子は小さくラウンド処理されているから、iPhone4sや5sの段差系側面とは違う手触りのはず(キーノート45分24秒参考)。ザラっと感は弱そうですけど、以前のような丸みは一切ないのですから、これはもう帰ってきた平面側面です。

ちなみにさっきから言ってるザラっと感というのはですね、鉄製定規を垂直に撫でるような、MacBookの角張ったところを触るような、あの指が引っ掛かる感触のことです。ラウンドに処理されていない辺を垂直に撫でると、抵抗が気持ちよくないですか? 頬ずりしたくなりませんか?

という次第で、新しいiPad Proは僕がボーイミーツiPhoneした時に惚れた要素の一つ(それも大きな部分)、平面側面を持っていたという話です。この状況は、いうなれば隣に引っ越してきた女の子に初恋をしたら、その子が引っ越してしまい、7年後に大人っぽくなってばったり再会したのとまったく同じ。二度目の初恋なのです。

厳密には、初代iPadのデザインも平面側面なんですけどね。でも背面が膨らんでたし、iPhone4sの相似とは言えないかなぁ。初代が2010年発売ですから、iPad的には8年ぶりの平面側面回帰と言えるのかも。

さぁ、もう一度あの美しくなめらかな平面に指先を這わせよう。Apple Pencilとかもくっつけよう。さようならラウンド、また会えたね平面。

Source: Apple

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