ルービックキューブをそろえるロボットハンドがメチャクチャ器用

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  • author Andrew Liszewski - Gizmodo US
  • [原文]
  • たもり
ルービックキューブをそろえるロボットハンドがメチャクチャ器用
Image: Ishikawa Senoo Laboratory/YouTube

ルービックキューブ以外にもメチャクチャ有望…。

ルービックキューブを解くロボットというアイデア自体は何も目新しいものではありません。人間による早解きの世界記録が4.22秒のところを、史上最速のロボットは0.38秒と秒殺で解いてしまいますからね。このロボットはそこまでのスピードはありませんが、片手しかもたった3本指でキューブを素早く解いてしまうからメチャクチャ芸達者。ロボットだからこそ為せる驚異的な指さばきで面をそろえていきます。

かつては、卵ほど繊細なものをロボットアームのハサミが割らずに持ち上げることができたら快挙だと考えられていた時もありました。しかし東京大学の石川妹尾研究室の研究者らが披露したのは、3本指のロボットハンドが驚異的な器用さでルービックキュービックを持ち替え、その面を回転していく様子を高速カメラで収めたデモンストレーション。

Video: Ishikawa Senoo Laboratory/YouTube

この動画は、毎秒500フレームで撮影して動画を処理できるオーバーヘッドカメラで撮ったもの。ロボットハンドは、人がルービックキューブで遊ぶときに無意識に脳内で行なっていることを再現しています。オモチャの形状、位置、角度そして重心位置を絶えず観察して、指はタイルの色をそろえるためキューブの面を十分な力で回せるように常に適切な位置に置かれているのです。

ルービックキューブを解くロボットの実用性は限られているように見えるかもしれませんが、石川妹尾研究室のアプローチはキューブを解決するスピードに焦点を合わせているわけではありません。ルービックキューブを解くのは、特に人間と同じくほんの数本の指だけを使って解くように課せられた場合、ロボットの性能に対してユニークな難題となるものです。この研究から得たことは、電子機器の製造や精密な手術、さらには野菜を刻むといったことまで手先の器用さを要する数え切れないほどのタスクに適用されるかもしれません。

それこそいつの日か、カードゲームでイカサマをやってくる器用なロボットに出くわすことになるかもしれませんね。

Source: Ishikawa Senoo Lab via IEEE Spectrum

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