Logitech Crayonレビュー:子どもには最高のスタイラス。絵描きにはもの足りないかも

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  • author Adam Clark Estes : Gizmodo US
  • [原文]
  • Kaori Myatt
Logitech Crayonレビュー:子どもには最高のスタイラス。絵描きにはもの足りないかも
Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

スタイラス、電子ペン、デジタルペン、タッチペン...

呼び方はいろいろあるようですが、みなさんはお使いですか。最近のスタイラスに期待される一番の機能は手書きで入力した文字をテキスト変換する点ではないかと思います。さっとiPadで書いたものをテキストに変換して保存できる機能はとでても便利ですね。

私は通訳をすることもあるのですが同時通訳ではメモとりが命。このスタイラスは通訳のメモとりライフも大きく改善してくれそうなツールです。スタイラス市場ではApple Pencilの売れ行きが好調のようですが、それよりもっと安くてiPadで使える操作性のよいペンがあったらどうでしょう。LogitechのスタイラスをApple Pencilと比較しながら米GizmodoのAdam Clark Estes記者がレポートしてくれました。


Logitech Crayon

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

これは何?:iPad第6世代用のスタイラスペン

価格:70ドル(日本では税抜8,880円)

好きなところ:耐久性があって使用が簡単なところ

好きじゃないところ:筆圧感度に欠けるところ

Logitech(ロジテック)がスタイラス、デジタルペンシル「Crayon」を70ドル(約7900円)で発表したとき、一部からは歓声がもれましたね。もともとは教育用に開発されたこの製品ですが、ようやくiPadユーザーに一般販売されるようになったのがその理由のようです。待ってましたといったところかな。「ペンシル」という名前にはちょっぴり語弊がありますが、100ドル(約1万1370円)のApple Pencilとまったく同じ機能が使えるこのスタイラス、iPadをどんな目的で使用するかにもよりますが、用途によってはこのペンはとても使えるものになるようです。

それでは、その違いを比べてみましょう。

デザインの違い

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

白デザインがかっこよく、つるっと落っことしてしまいそうになるApple Pencilと異なり、Logitech Crayonはアルミの筐体の両端にゴム製のキャップをつけたポテっとした風貌。Lightningポートにプラグインして充電するApple Pencilとは違って、Logitech CrayonはおしりにLightning ポートがついています。iPadが充電してくれるのをただ待つばかりではなく、ケーブルをつなぎながら充電中も使える仕様になっています。

また、Logitech Crayonには、Apple Pencilにはない「オン・オフ」ボタンもついています。

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

Logitech Crayonはふだん使いを考慮して堅牢性と機能性が増しているようで、デザインが改良されて使いやすくなっています。また、やんちゃな小学生が使用することを想定しているようで、ちょっとくらい手荒に扱っても大丈夫なようにもできているようです。本体が楕円形なのも計算しつくされていますよね。大工さんが使う鉛筆ばりのセキュリティ仕様です。Logitech Crayonは指にしっかりとなじみ、手から簡単には落っこちません。Logitech Crayonは子ども向けなので、この点は魅力です。でも普通の丸いペンを持ち慣れている僕個人としては、まんまるなApple Pencilのほうがしっくりくるかな、というのも正直なところ。

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

筆圧感度がないのが玉に瑕

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

感想としては、Logitech Crayonを使ってみて、まず筆圧感度に欠けているなと思いました。iPadの画面にソフトに書きこんでも、書きなぐるように押し付けて書いても、得られるのは同じ結果。線が濃くなったり薄くなったりということがありません。Logitech Crayonを持つ角度を少し変えてみることによって線の太さを変えることはできます。画面に対し垂直に持って書けば細い線となり、シャープな角度で持って書いたら太い線になります。僕が使った範囲では、この機能はメモとりにはほとんど影響を与えませんでした。ただし、絵を描こうとしたら、ちょっと違和感がありましたが。

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

Logitech Crayonでのお絵かきはよくないということはありませんが、Apple Pencilと比較すると、どうも書き心地が違うように感じます。Apple Pencilはタッチ感度がよく陰影と輪郭が自然に描ける感じです。これはプロのアーティストでなくても感じることかと思います。僕はラフにスケッチするのが好きなのだけど、タッチ感度が欠けているのが、とても気になりました。

Bluetoothの自動接続は使い勝手よし

Bluetoothを介して自動的に接続する点は気に入りました。ペアリングの必要もありません。スイッチをオンにするだけ。ペアリングなしでひとつのLogitech Crayonを複数台のiPadにつなげることもできます。(ただし、 Logitech CrayonはiPad Pro以外のiPadで唯一Apple Pencilと接続が可能なiPad第6世代としか接続できません)Apple Pencilでは、別のiPadで使いたいときは再接続しなくてはなりません。iPadを授業で使う先生などは、生徒の数だけiPadとペンを使用しなくてはならないシーンもあり、ペアリングしなくてよい仕様は救世主的ではないかと思います。僕の場合はiPadを1台しか持っていませんでしたので、まったくこの点は問題ではありませんでしたが。

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Image: Adam Clark Estes/Gizmodo US

Logitech Crayonはすぐれたスタイラスです。ただ、繰り返しますが、「ペンシル」と呼ぶには語弊があります。Logitech Crayonでは通常鉛筆でできるような色塗りができません。本物のクレヨンは塗り絵するためのものと言ってもいいくらいなので、「クレヨン」という名前自体がちょっとミスマッチなんだと思います。ですが、期待された機能はすべて備えていて、機能性は高いと思います。僕自身が購入するなら、もうちょっとお金を出してももっといいものが欲しいけど、Apple Pencilよりも30ドル安く、この値段は多くの人(アーティスト以外)にとって魅力となるでしょう。(教育関係者や学生は50ドルで安く買えます。日本では税抜7800円になります)

まとめ

・頑丈なアルミの筐体は感触がよくて手の中で安定する感じ

・iPad上で太さの違う線が描けてすごい!

・タッチ感度悪し。アーティストはがっかりするかも

・Apple Pencilより価格が安い。でももっと安かったらうれしいかも

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