MIT式ハロウィン、今年は人の行動をネットで決めるオンライン・イベントを開催

MIT式ハロウィン、今年は人の行動をネットで決めるオンライン・イベントを開催
Screenshot: MIT Media Lab (Twitter)

ネット自体がホラーのネタ…。

日本だと先週末で終わってしまった感がなきにしもあらずですが、ハロウィン本番はまだまだこれから。マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディアラボが、ハロウィン当日の夜(現地時間)にオンライン上で大規模な実験イベントを行なうと報じられています。

BeeMeオンライン参加者から募った命令に、役者が演じるエージェントが従って行動していくというゲーム。MITいわく「初の現実が拡張されたゲーム」とのことですが、エージェント役の人物はイベントの間、個人の自由意志を放棄してインターネットに身を委ねることになります。

リアルなホラーをハロウィンで

発想自体がホラーともいえるこの実験、説明には「BeeMeはオンラインと現実世界でのソーシャルインタラクションの理解の仕方を再定義する。クラウドソーシングと集団的知性を極限まで駆り立て、どこで破綻するのかを見極める」と書かれています。

一歩間違えれば恐ろしいことになりそうで、ハロウィンの夜にはピッタリ。この実験がどんな感じになるのか、MITが10月15日にBeeMeのTwitterアカウントで公開したティザーがこちら。

邪悪なAIを討伐せよ!

現時点では、この実験について多くはわかっていないものの、ゲームのエージェント役はMITに雇われた役者が演じるとThe Vergeは報じています。MITメディアラボで集団的知性を研究し、この研究のリーダーであるNiccolò Pescetelli氏はBusiness Insiderに対し、このイベントは「誤ってオンラインにリリースされてしまったZookdという名前の邪悪な人工知能の物語をたどるもの」だと語っています。もしオンライン上の参加者らが、エージェント役のZookd討伐の手助けに失敗すれば、「結果は悲惨なものになり得る」とのこと。何だか面白そう 。

参加方法は2つ

Business Insiderは、オンラインの参加者は2通りの方法でエージェント役の行動をコントロールできると報じています。

1つは「コーヒーを淹れる」、「扉を開ける」、「走れ」などといったカスタムの命令を書いて投稿するというもの。2つ目の方法はそういった命令に投票するもので、Redditで使われているシステムに似ています。命令が最多票を得たら、役者がおそらくそれを実行するというもの

命令は(ほぼ)なんでもあり。参加する?

Pescetelli氏は、この実験がほんの数時間だけ行なわれるものであり、ロケーションや役者の素性は明かされないとも語っています。映画『パージ』のようになる可能性もありそうですが、違法なことや役者の安全や素性を侵す命令は禁止されます。同氏いわく、それら以外ならなんでもありとのこと。

BeeMeは、現地時間の10月31日水曜日午後11時(日本時間だと11月1日の昼12時)にスタートの予定。他人の自由意志をコントロールする機会なんてそうそうありませんが、参加するか、それとも傍観するか…どっちにしても面白そう。

Zookdのストーリーはフラグ。

Source: MIT Media Lab, Business Insider, Verge, Twitter

    あわせて読みたい

    powered by