可変システムは男子のロマン。異論は認めません!
大画面化を突き進めていくと、どうしてもノッチを作りがちなスマートフォン。フロントカメラとマイクを組み込むスペースを確保する必要があるから、頭頂部だけちょっと凹んだデザインになってしまうんですよね。
しかしOPPOの「Find X」は違います。内面のスペックが最高峰クラスであることもそうですが、ベゼルレス&ノッチレスなフル画面を、スライドして出てくるカメラ部によって実現しました。

最新スマホ好きのハートはどくんどくん。斬新なスマートフォンの進化系、じっくり見ていきましょうか。
カメラ起動がこんなにも楽しいスマホは初めて

本体そのものがインスタ映えしそうな「Find X」のスタイリッシュスライド機構ことステルス3Dカメラは、ロック解除時、カメラアプリ起動時にシュッと飛び出してきます。顔認証によるロック解除も可能ですが、フロントカメラの準備が整うまで待たされるのかな、と思っていたんです。いやいや、そんなことはありませんでした。認識もシュッくらい。ステルス3Dカメラがポップアップした瞬間にホーム画面が出てくるほど、速い! 楽しい! めっちゃ未来感ある!
物理的に可動する部分となると、その耐久性が気になりますが、OPPOいわく「動作テストを30万回以上実施している」ですって。1日150回使用しても5年は使える計算です。数字はさておき、可動部のヘタりは気にせずカメラを使いまくっていいんです。
肝心のカメラスペックはリアのダブルカメラが1600万画素(メイン)&2000万画素(補助/ぼかし・距離測定用)。フロントカメラはさらに高精細な2500万画素を備えています。他スマートフォンのノッチよりも横幅が広く、顔認証用の赤外線ライト&赤外線カメラ、レンダリングセンサー、ドットプロジェクターを余裕を持って配置しており超正義。フル画面競争の先駆者となりそうな予感アリアリです。
夜景もきれいで撮る気にさせるカメラです

ハイエンドスマホ級なら当然となりつつあるデュアルカメラは、色味豊かで暗いところにも強い。A.I.インテリジェント機能が被写体のカテゴリーを見極めて露出などを自動調整してくれるから、なんでもきれいにとらえてくれます。

「夜景」認識時は夜空の色と地上の色、両方をクッキリと描きます。もちろん光学手ブレ補正機能付き。

被写体の形状次第では「夜景」ではなく「室内」と判断しますが、エッジをシャープに描く写し方はメガストラクチャー好きも納得できるはず。

全体的に明るめに撮影するFind X。渋い色味を出したいときは露出をアンダーにしちゃいましょう。

水槽のガラス越しでも、ウロコの模様が見えまくりです。マクロ域だと背景ボケも楽しめますよ。

ポートレートモードのボケは自然なトーンで使いやすいのがうれしい! ホワイトバランスも正確だなあ。

テーブルフォトもポートレートモードがオススメ。ある程度近くからボケてくれるから撮りやすいんです。

最高画質のセンサーを使っているフロントカメラ搭載機ですもの。自撮りのクオリティも大事ですよね。どうですかこのA.I.ビューティ機能がもたらすデジタルファンデーション。どうですか、この編集部・吉岡の美少年ぶり。お化粧して毛穴を目立たなくしたようなツヤぷく感。ライティングに凝ったわけでもないのにこのトーンだもんなあ。また、3D顔認証機能でフォーカスもバッチリです。OPPOが自撮りを大事にしていることがわかりますね。
まるで画面だけが浮き上がっているかのよう

6.4インチディスプレイを見ると、とてもいい意味で、スマートフォンとしての存在感がない。ベゼルレスを極めると、ここまで画面オンリーの板となるのかとびっくりです。画面の占有率は93.8%で、これまたとびきりの存在です。
フルHD+(2,340×1,080ピクセル)の解像度も十二分。AMOLED(有機EL)ゆえの豊かな発色も…いい…。Find Xで撮った写真を見ていると、自分の写真の腕が上がったかのように思えてくるほどですから。

また両サイドのエッジが丸められており、まるで画面内の映像だけが空中に浮かんでいるかのような印象を受けますよね。
なのに、前述したように高性能なカメラが入ってる。ステルス3Dカメラがもたらす性能とデザインのインパクトに惚れますよこれは。
35分でフルチャージ!

Find Xのバッテリー容量は3,400mAh。6インチ超級スマートフォンとしては決して大容量とはいえません。しかしOPPOには「Super VOOC フラッシュチャージ」があります。専用の充電器、専用のケーブルを用いれば、通常のUSB充電より約4倍も速くチャージできる高速充電技術で、Find Xにも使われています。
フルチャージまでかかる時間はたったの35分! 疲労困憊な状態からでも、ちょっとお茶している間に元気いっぱいになってくれますよ。
4G SIMが2枚使えるDSDV対応

OPPOのハイエンドモデルだけあって、ハードウェアの完成度もトップクラスです。SoCはSnapdragon 845でメモリーは8GBでサクサク駆動。3D CGを駆使したゲームもヌルヌル動きます。マルチタスクでビジネス系のアプリを起動しまくっても快適そのもの。
microSDカードスロットはありませんが内蔵ストレージが256GBもあるのでまず問題ないでしょう。
そしてSIMスロットはデュアルであり、メガキャリア&格安MVNO、両方のSIMを効率よく使えるDSDV(Dual Sim Dual VoLTE)※に対応しています。デュアルスロットだけどSIMの切り替えが必要だったDSSS(Dual Sim Single Standby)、4G SIMは1枚分しかスタンバイ状態にできなかったDSDS(Dual Sim Dual Standby)と比較して、2つの回線で待ち受けができるというメリットがありますよ。
※VoLTEはau、Y!mobileに対応。その他キャリアは動作確認中です。
なめらかなボディラインに「美」宿っています

類まれな美しさを持つボディをアピールするべく、Find Xのグローバルでの製品発表会は芸術の都パリのルーブル美術館で開催されました。
前面にも背面にも、カメラや指紋センサー、ボタンといった凸凹が1つもなく、カメラ部も普段は露出していないから、磨き上げられた宝石のような雰囲気があるFind X。手にしたときの印象としては違和感はまったくなく、なだらかでなめらかなラインと深みのあるパープルの光沢塗装が美しさを際立たせています。

日本でのカラーバリエーションはワインレッドのほかにサイレントブルーもスタンバイ。
残念ながら日本では未発売ですが、黒く染め上げられファイティングブルのアイコンを背につけたランボルギーニエディションもあります。OPPOがFind Xをリッチな存在であり、自社のイメージリーダーと位置づけていることが分かります。
気になるお値段は市場想定価格11万1880円。ライバルの多い価格帯ですが、スペックの充実度、高級感のあるボディ、そしてカメラのギミックの楽しさの3点を備えたモデルはFind Xのみ。唯一無二の存在、握りしめてみませんか。
Source: OPPO