これがプリンターなの? 布張りの本みたいなHP Tango Xハンズオン

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これがプリンターなの? 布張りの本みたいなHP Tango Xハンズオン
Image: Alex Cranz/Gizmodo US
本の下にある台がHP Tango X

本棚に置いてもしっくり来そう。

家庭用プリンターって、20世紀に比べたらちょっとは小さくなったかもしれませんが、たいていは黒とか白とかのプラスティックの箱だったりして、ずっと同じようなデザインです。っていうかプリンターなんてもうあんまり使わなくない?っていう人もいるかもしれません。

でも、HPからちゃんと2018年らしいプリンターが登場しました。「HP Tango X」は、もうあんまり使わないってとこも含めて、今どきの人のリアルな生活になじむプリンターを体現しようとしています。まだ米国のみでの発売ですが、米GizmodoのAlex Cranz記者がハンズオンしていますので、どのへんが今っぽいのか、以下どうぞ!


コンパクトな家庭用プリンターHP Tango Xは、今風であろうとものすごくがんばっていて、実際ほんとにクールです。って、今は1999年じゃないし、この記事はママのキッチンのすみっこに設置された巨大なGatewayのデスクトップマシンから書いてるわけじゃありません。だとしても、HP Tango Xは本当に心からワクワクできるプリンターです。

とにかくデザインが抜群

ただ、もちろんこのワクワクを感じるためには、家で何かを印刷しなきゃいけないような人である必要があります。アパートの契約書でもデート場所の地図でも、職場のプリンターで印刷できちゃう人は家庭用プリンターがちょっとおしゃれになったって、あんまり興味ないかもしれません。

それでもやっぱり多くの人にとっては、プリンターって家にあったほうが便利です。HP Tango Xは見ての通り、小さくて場所も取らないし、インテリアになじむデザイン。「でもやっぱりジャマ」というなら、配線は電源ケーブルだけですし、使わないときはどこかに収納するのも簡単です。

電源ケーブルだけってことは、つまりUSBポートがありません。パソコンとの接続はWi-Fi経由のみです。サイズはハードカバー本が2〜3冊分で、かための布製カバーはペーパートレイも兼ねているので、稼働中もスペースを取りません。

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Image: Alex Cranz/Gizmodo US

スマート機能も搭載

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Image: Alex Cranz/Gizmodo US

HPの人たちは、HP Tango Xのターゲット層が若い人たちだとはっきり教えてくれました。いろいろスマートっぽい機能もあります。スマホアプリを使えば外出中でもどこからでもプリントアウトできたり、Amazon AlexaやGoogle Assistant、Microsoft Cortanaともつながれるので「Alexa、買い物リストをプリントして」なんて声で指示できたり、という具合です。…なんとなく、HPのマーケティング担当者がミレニアル世代向けのバズワードを適当に寄せ集めたみたいにも聞こえますが。

もちろん実際使ってみるとちゃんと機能しますが、それはスマートな機能のおかげじゃありません。たしかに、電車移動しながらスマホの写真をプリントアウトするとか、誰かが家のWi-Fiに接続してきたらIFTTT経由で紙の記録を残すとか、そういった機能はインクジェットプリンターとしては新しさがあります。でも、HP Tango Xの素晴らしさはそれが稼働していないとき、家のパソコンエリアに鎮座してるだけのときに発揮されるんです。HP Tango Xの生涯において、多分90%以上の時間は稼働してない状態でしょうしね。

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Image: Alex Cranz/Gizmodo US
プリンターの状態によって3色のLEDが光ります

気になるお値段ですが、HP Tango Xが200ドル(約2万2000円)、カバーなしのプラスティッキーなタイプは「X」のつかない「HP Tango」で150ドル(約1万7000円)です。ちなみに布製カバーだけじゃなくて、下のコルク製のカバーも追って発売されるとのこと。

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Image: HP

カバーなしのほうがベーシックっぽいですが、この50ドルの差がHP Tango Xをよりクールにしていると思います。私はもういい大人で、小洒落たクッションやら飾り棚やらを家に置いちゃってるので、ガジェットもあんまりガジェガジェしてないほうが良かったりするんですよね。

インク代はやっぱり高し…

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Image: HP

そういう意味ではHP Tango Xの登場はうれしいんですが、まだ絶対に良いとも言い切れません。HPいわくHP Tango Xのインクは7〜9カ月。そのインクは一式40ドル(約4,500円)とかします。200ドルにこれが乗ってくるとすると、たまにしか使わないのにそれかぁ〜と思ってしまいますね。

なので、とりあえずHP Tango Xをこれから1年ほど使ってみて、本当に価値を感じられるかどうか試してみようと思います。HP Tango Xは米国で10月に発売予定カバーなしのHP Tangoはすでに発売しています。

Source: HP

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