交換だけなら1分もかからないでしょう!
台湾でスクーターを作るメーカーKYMCOが、小型の電動車向けに交換式バッテリー規格を開発しました。electrekいわく、この電池は「Ionex」と名付けられ、インドの22Motorsが作る電動スクーターに提供すると発表。両社は互いの強みを活かすべく、国を超えて提携したのでした。
もちろんKYMCOも電動スクーターを製造していますが、彼らの「Ionex」及びそのコンポーネントを広めたいという思惑と、独自の脱着充電池で走るスクーターを作っていた22Motorsが、KYMCOのIonex充電ステーションを利用できる点で利害が一致。2週間前にパリモーターショーにて、両社の製品がお披露目する運びとなりました。
モデルさんたちが、ひとつ5kgのバッテリーを充電ステーションに挿し込む様子をどうぞ。
22Motorsのフロースクーターは、インドにて現在およそ11万6600円で販売されています。ひとつのバッテリーで80km走るのですが、格納部がふたつあるので、2個の充電池で2倍の距離を走破できるようになっています。
ステーションでの充電は安い料金を支払い、1時間でフル充電させることができます。たとえフルにせずとも、次の目的地まで持つくらいの分量でも充電OK。
乾電池が良い例ですが、各社共通のバッテリー規格は、ユーザーにとって大助かりです。どこでも同じように充電できて、友人同士で貸し借りも問題なし。次のスクーターに買い換えても、同じ電池が使えるわけです。
さてこの規格、どこまで広がりますでしょうか?