まさかの復活。
1997年に誕生し、2013年に惜しまれながらも閉鎖したメディアプレイヤー「Winamp」が新たな機能を搭載して2019年に復活するとTechCrunchが伝えました。
どうやら完全リニューアルして、プレイリスト、ポッドキャスト、ストリーミングビデオステーションなどを含むさまざまな音楽を聴けるようになるみたいですよ。デスクトップ版に加え、モバイルアプリ版も登場する予定です。
Winampってなんだっけ?
Winampは、インターネットが盛り上がり始めた頃の1997年4月21日に誕生したWindows用のフリーワイヤー・メディア・プレイヤーです。MP3の普及とともに爆発的ヒットしたのが1998年。2001年に米インターネット企業のAOLが、Winampを所有していたNullsoftを買収。しかし、iPodのヒットとiTuneの普及を受けてWinampの勢いに陰りが出始めます。その後もサービスを続けていましたが、2013年に最後のアップデートをして閉鎖。2014年に欧オンラインラジオサービスRadionomyに売却されています。
どんな体験になるのかは未知数
RadionomyのCEOであるAlexandre Saboundjian氏は「来年、Winampのレガシーを残しつつ、完成されたリスニング体験を提案する全く新しいバージョンをリリースします。ご自宅のMP3は勿論、クラウドやポッドキャスト、ストリーミング・ラジオステーション、構築したプレイリストも楽しめます」とTechCrunchのインタビューに答えました。
ちなみに、どんな外見になるのか、またApple MusicやSpotify、その他のオーディオプラットフォームを統合するのかといったサービスの詳細については言及しなかったようです。
今週、いくつかのバグや互換性の問題を修正するデスクトップ版のWinamp 5.8がリリースされ、フル改良されたWinamp 6は2019年にリリースされる予定となっています。
根強いファンが存続のために働きかけたこともあるWinamp。当時使っていた人たちは懐かしい気持ちでしょうね。
Source: TechCrunch, Winamp