Withings Steel HRレビュー:つけっぱなしでも気にならないハイブリッド・スマートウォッチ

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Withings Steel HRレビュー:つけっぱなしでも気にならないハイブリッド・スマートウォッチ
Image: Alex Cranz/Gizmodo US

機能も見た目もスマートなハイブリッド・スマートウォッチ

アクティビティトラッカーやスマートウォッチはここ数年で機能も充実し、非常に便利なガジェットに進化してきました。しかし、相変わらずデザインはガジェット然としたものが多く、日常的に、自然に着けられるものはまだ多くありません。しかし、WithingsのSteel HR Sportは、アナログ腕時計的な見た目とデジタルな機能をバランスよく両立させた「ハイブリッド・スマートウォッチ」のひとつ。米GizmodoのHarrison Weberがレビューしました。


ほとんどのアクティビティトラッカーは、まだ見た目がブサイクです。しかし、Nokiaから枝分かれしたメーカー・Withingsは、そんな状況を覆してくれそうです。

以前のWithingsは、見た目を重視し、最新技術の搭載を諦めた「ハイブリッド・スマートウォッチ」のトレンドに乗って名を挙げましたが、今回のSteel HR Sportも同様です。いくつかの点を除くと、旧Withingsからデザインが大きく変更された様子はないのですが、それこそがミソなのです。Fitbitの見た目には飽き飽きしたけど、Apple Watchに400ドルも出したくない…そんな貴方に「Steel HR Sport」は最適かもしれません。スマートウォッチは今ではかなり進化しましたが、それでも技術的に必要な機能は備えつつ、控えめでスタイリッシュなのです。

Withings Steel HR

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WithingsのSteel HR Sportに、Apple/Nikeっぽいリストバンド。レザーバンドのオプションのほうが見た目はいいです。
Image: Alex Cranz/Gizmodo US

これは何?:心拍数モニター、携帯と連携してGPSを使える機能がついたハイブリットスマートウォッチ

価格:200ドル

好きなところ:見た目を犠牲にしないでほとんどのフィットネス機能を備えている

好きじゃないところ:小さくてモノクロのスクリーンでは限界がある

GPSを利用でき、フィットネスレベルも計算できる

Withingsのラインナップを見てみると、一見以前からあまり変わっていないように見えます。3種類すべてがアナログで、歩数やアクティビティをある程度トラッキングでき、睡眠をトラッキングしても、翌日即充電する必要がありません。

しかし、共通点はそこまでです。というのも、過去数年でウェアラブルガジェットが大きく進化したため、Withingsの過去の2種類がどうしても古く見えてしまうのです。ウォッチに通知を表示させたいとか、今では当たり前になった心拍数モニターが欲しいといった場合、もっとも安い(130ドル=約1万5千円)Steelではダメです。同様に、ランニングやその他のアクティビティを本格的にトラッキングしたいのであれば、(180ドル=約2万円)Steel HRも不十分です。しかし最新のSteel HR Sport(約2万3千円)は、お手持ちのスマホと連携することでGPSを利用でき、(最大酸素摂取量を通じて)貴方のフィットネスレベルを計算できます。これらは目新しい機能ではありませんが、これらのおかげで、Steel HR Sportは2018年でもお勧めできるトラッカーとなったのです。

外観と主な機能

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背面の様子
Image: Alex Cranz/Gizmodo US

Steel HR Sportのフェイスは丁度いいサイズの40mmで、ブラックかホワイトから選べます。さらに、設定した歩数ゴールにどれだけ近いかを示すより小さなダイヤルや、モノクロのスクリーンも付いています。スクリーンは通知や、過去と現在の心拍数、移動距離、カロリー消費量だけでなく、アナログの針を読みたくない人のために時間のデジタル表示も可能です。これらの情報をスイッチするには、時計に付いた唯一のボタンを使います。WithingsのHealth Mateアプリを使うことで、見たい情報や順番の編集を行なえます。Steel HR Sportの小さなスクリーンに表示できるものには限界があるので、通知機能に関してはAppleやWear OSのウォッチよりはFitbitに近いものになります。

時計の横に付いたボタンを長押しすると、ランニング、ダンス、ウォーキング、水泳、サイクリング、ズンバ、バレーボール、ヨガなどのさまざまなアクティビティをトラッキングできます。これらもHealth Mateアプリでトラッキングするアクティビティの編集が可能です。

バッテリー持続時間は驚異の「最大25日」

アプリは見た目もクリーンで使いやすく、Nokiaに買収される前(今年のはじめに創始者のEric Carreel氏が買い戻しましたが)のWithiingsウォッチを持っている方にはおなじみだと思います。アプリは、あなたの日常のトラッキング情報を手軽に持ち歩くためのシンプルなアプリで、時計を忘れたり充電中でも歩行をトラッキングできます。

とはいえ、充電の持ちはあまり心配がないと思います。Steel HR Sportを1週間ほど使っていますが、腕時計を毎日(あるいは2日毎)に充電する必要のない生活がどんなものだったかを思い出させてくれました。これを書いている今日は、SMSや電話の通知などに使い、何回かジョギングをトラッキングし、たまに心拍数を測りましたが、まだ電池は83%残っています。ちなみに、まだ一度も充電していません

Steel HR Sportの「最大」25日持続という驚異の電池耐久力には理由(スクリーンが小さいから)があります。しかし、納得できる妥協と言えます。

スマホとの連携でGPSを利用可能

また、GPSチップも内蔵されていませんが、「GPS接続」を利用できます。

箱には詳細が書いてないので、この言葉には最初混乱しましたが、要はBluetoothを通して携帯のGPSを使うことでトラッキングするというだけのことです。フィットネストラッカーであるFitbitのCharge 3(150ドル)にも同じ機能があり、GarminのVivosport(170ドル)にはGPSが備わっているので、機能としては目新しくないと思うかもしれません。しかし、Steel HR Sportのようなアナログフェイスのハイブリッド・スマートウォッチには珍しい機能です。

「GPS接続」機能ということは、たとえばランニングをトラッキングしたいなら、携帯も持って行くのは必須となります。それがあなたにとって問題なら、本物のスマートウォッチ同様の価格のものか、デザイン的によくないものを買うことになるでしょう。

デザイン重視でより万人向けなハイブリッド・スマートウォッチ

Steel HRからSteel HR Sportへとステップアップするために、WithingsはGPS接続と、運動中に取り込める最大の酸素量(VO2 Max)を元に「フィットネススコア」を計測する機能を追加しました。結果として20ドル加算されたことに。ちなみに、私のフィットネススコアは47。Withingsによれば「まぁまぁ」だそうで、Health Mateアプリは私に改善案(もっと運動)を出してきました。

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小さなディスプレイは歩いている時や立っている時は見やすいのですが、ランニング中は見辛いです。
Image: Alex Cranz/Gizmodo US

HR Sportは極度にアスリートに特化したガジェットでもなければ、すべてを行なえるスマートウォッチでもありません。しかし、最新鋭の機能が必要のないタイプの人たちには丁度良い機能が揃っていますし、何より一番重要なのは、いかにもフィットネストラッカーっぽいデザインではないということです。とはいえ、200ドルも出すなら他にも選択肢はあります。

「レス・イズ・モア」こそがその本質

これを着けてランニングしたり、フィットネススコアが知りたい訳ではないなら、Steel HRを買えば20ドルお得です。Withingsのデザインが気に入らないなら、他にもアナログの見た目でスマホの通知を受け取れるハイブリッドウォッチはあります(Fossilからも出てますね)。また、AppleやNikeスタイルのリストバンドが嫌なら、50ドル追加すればレザーリストバンドに換えることも可能です。

ハイブリッド・スマートウォッチにいまいち抵抗があるという方は、より機能が豊富だけどスタイリッシュさに欠けるFitbit Charge 3を選べばより安く買えます。あるいは、スマートウォッチの種類が豊富になった今なら、見た目も悪くなくて200ドルのFitbit Versaを買ってもいいし、リファービッシュの旧世代Apple Watchという手もあります。

もちろん、それはスマートウォッチが欲しければの話です。でも、それではSteel HR Sportの本質、シンプルさをみすみす逃すことになります。365日、24時間着け続けるようなものが欲しい場合、「レス・イズ・モア」こそが正しいとWithingsは示しているからです。

READ ME

・WithingsがNokiaから離れて初めてのウォッチ

・心拍数モニターや携帯を使ったGPS接続など、ハイブリッド・ウォッチにしては高性能

・見た目が良いって言いましたっけ?

・Withingsのクラシカルなデザインに興味がないなら、200ドルあればもっと高性能なフィットネストラッカーやスマートウォッチが買える

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