Amazon Kindle Paperwhite (2018)レビュー:ベストバイな最新版!

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  • author Mario Aguilar - Gizmodo US
  • [原文]
  • Rina Fukazu
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Amazon Kindle Paperwhite (2018)レビュー:ベストバイな最新版!
Image: Mario Aguilar/Gizmodo US

楽天Koboとも比較。

Kindle Paperwhiteを使って5年になりますが、最新版はより良いものになっているといえます。旧モデルと比べてわずかに小さく、軽く、明るくなっているのですが、防水になったのも特徴です。

Kindleの良いところをいまさら書き並べても仕方ないですが、やはりポケットサイズで持ち歩けるのは薄い文庫本以上に便利なものです。よそのお宅で書斎にずらーっと本が並んでいるのを見るといいなぁと思いますが、私自身は持っていたことすら忘れていた大きなスーツケースに入った大量の本を最近見つけて、こんなにいらないやと思ったばかりでした。

Overdriveなどの電子書籍図書館サービスを使えば、本を買わずに貸りることもできるようになり、ものすごく大事な本でない限り紙の本を買うのはやめました。

Amazon Kindle Paperwhite (2018)

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Image: Mario Aguilar/Gizmodo US

これは何?:Amazonの電子書籍リーダー中級モデル

価格:日本国内価格 13,980円〜

好きなところ:使いやすさ。新しくなったデザイン

好きじゃないところ:そもそも紙媒体好きな人には向かない

なかなか電子書籍も良いと思っていただけましたか? そうなると気になるのが、どのデバイスで読むのが良いか...ですよね。2015年版の頃から変わらず言っているんですけど、やっぱりKindle Paperwhiteは良いですよ。

価格がお手頃

Kindle Oasis(3万3980円~)と比べて、Kindle Paperwhite最新版(1万3980円〜)は価格も手頃です。しかも、いまやPaperwhiteでもOasisの機能もいくつか使えるようになっているんです。Kindle Oasisにはほかにも機能がありますが、どれも価格には見合うほどだとは思えません。

たとえばOasisのBluetoothオーディオ機能を引き継いだことから、最新版のPaperwhiteではオーディオ版で読んでいたページを同期することもできるようになります。正直、Kindle Oasisでオーディオ機能が導入された際には本に15ドル、オーディオのために追加で15ドルかかるのはごめんだと思っていました。ヘビーユーザーならKindle Unlimitedに登録して元を取ることもできますが、前述のような図書貸し出しサービスを使うならなおさら必要性が感じられなくなります。

軽く、小さく、そして防水に

また最新版のPaperwhiteではIPX8を採用し、防水機能が備わりました。これでプールサイドでもどこでも読書ができるようになります。米Gizmodoでは、ハードウェアが改良によって丈夫になるのを大歓迎していますし、これで背泳ぎしながら読書することだってOKになります(スペック上は)。

ハードウェアに関していえば、わずかなちがいですがいままでよりさらに軽く、小さくなりました。個人的に好きなのは、新しい画面の明るさ。ディスプレイもベゼルも高値のKindleと変わらないデザインで、 消えゆくKindle Voyageのルックスともよく似ています。ちょっとした変化ですが、もっとエレガントで高級感ある見た目になったといえます。

旧モデルとのサイズ比較

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旧モデルより小さくなったKindle Paperwhite (2018)(右)
Image: Mario Aguilar/Gizmodo US


強化された画面カスタマイズ機能

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使えるフォントが増え、設定できる項目も増えた。テーマ設定も可能に(右がKindle Paperwhite (2018))
Image: Mario Aguilar/Gizmodo US


画面が明るくなりました

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右がKindle Paperwhite (2018)、微妙なちがいに見えますが、実際使うとわかります
Image: Mario Aguilar/Gizmodo US


Kindle Oasisとのサイズ比較

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(左)Kindle Oasis、(右)Kindle Paperwhite (2018)。スクリーンはOasisのほうが広いです
Image: Mario Aguilar/Gizmodo US


スピードやパフォーマンスに関しては、旧来のPaperwhiteから特に変わった感じはありません。ただ、250ドルのモデル(日本では4万980円のモデルに相当)ではLTEを選択することができるようになっています。これについてはWi-Fiで十分だという人もいるかもしれませんね。

1日に1時間ほど使うなかで、アマゾンの言う「数週間は電源が持つ」というのはあながち間違いではなさそうだと思いました。でも、それ以上の時間使う人やオーディオブックを利用する人はもう少し頻繁に充電する必要があるでしょう。ちなみに、USB-Cは未対応。

読書モードに合わせてカスタマイズできる機能も登場しました。たとえばテーマを設定してカフェで読みやすい大きめの文字にしたり、家族とKindleを共有して使う場合にはそれぞれの好みの設定をしておくことで簡単に切り替えたりすることができるようになりました。

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Image: Mario Aguilar/Gizmodo US

ベストバイなKindle

もし、すでにKindle Paperwhiteを持っているという人は、オーディオ機能とのシームレスな統合でも必要でない限り、買い替える必要はないかもしれません。Kindle Oasisを買うべきかというと、おそらくですけどそうじゃない気がします。Kindle Oasisにはページめくりボタンもありますし、ちょっぴり大きく明るい画面でスクリーンライトの調整もできますが、多くの人たちにとって120ドル多めに払うほどでもないと思うのです。

またKindleと比較したいのが、楽天Kobo。「Clara HD」もPaperwhiteと同じ価格感で似たようなスペックです。Koboタブレットには電子図書館サービスOverdriveがあるのも魅力です。またPocket連携で、Facebookなどで流れてきた長文記事をあとで読むことも可能です。Kindleでもいろいろな読みものができますが、電子書籍やオーディオ本以外の読みやすさが重視されています。

結局のところ楽天Koboが勝る点も多くありますが、Amazon Kindleの製品ラインでいえば最新のPaperwhiteはいま、ベストバイなアイテムだといえます。

メモ

  • ・旧モデルと比べてちょっとだけ小さくなり、軽量化された。明るくなった。
  • ・オーディオ版との同期が可能に。
  • ・デザインが改良されて高級感が増した!
  • ・ただ、ただ良い。一般的に好まれるであろう電子書籍リーダー。

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