究極のスマートホーム? Apple ARkitでとらえた家電をオン/オフ

  • author 岡本玄介
究極のスマートホーム? Apple ARkitでとらえた家電をオン/オフ
Image: Abhishek Singh/YouTube

音声コマンドが恥ずかしい、という人にも。

スマートホームというと、スマートスピーカーに声で指示を出して、家電をコントロールものが一般的なイメージです。でも世の中には、何かしらの理由で声が出せない人もいますよね。じゃぁそういう人たちは自分ちをスマートホーム化できないのでしょうか?

いえいえ、たとえばこんな方法もあるんです。

Video: Abhishek Singh/YouTube

Apple ARkitとラズベリーパイで構築したこの技術は、「ユニバーサル・リモート・コントロール」と呼ばれています。iPhoneの画面内から、自室の家電を直感的にオン/オフできるって、地味ですけど超便利ですよね。たとえば老眼や弱視などで、スマホの文字が読み難い人たちにも分かりやすいと思うんですよねぇ。

作者はこんな人

これまで現実世界でプレイできるAR『スーパーマリオブラザーズ』AR『ストリートファイターII』を作ったAbhishek Singhさんです。

でも最近は、ARゲームよりもAmazon EchoのAlexaにディープラーニングで手話を理解させたりと、アカデミックな研究開発をしているみたいですね。それもこれも、「もし未来のコンピューティングが声で操るものになったら、声が出ない人たちはどうしたらいいの?」という疑問があるから。

その仕組みは?

hackster.ioによりますと、これはUnity3Dを使い、Apple ARKit機能を活用するアプリで家電を操っているとのこと。

詳しく言うと、ソフト側ではまず室内にある家電を画像として取り込み、ライブラリーを作ります。そして画面に写った家電を、アプリが裏でライブラリの画像と突き合わせることで策定する仕組みになっているのです。この作業だと、ARKit単体のObject detectionで物体を検出させるより速く処理できるとのこと。そして家電を特定したらオン/オフのスイッチが浮かび上がるのです。

オンスイッチがタップされると、ラズベリーパイZero Wで稼働しているサーバーを経由してボード上のGPIOピンから電源を操作する……ということなんですって。

基板を見てみよう

ラズパイの接続部分も公開されており、タコ足配線した電源タップの根本から入/切していることがわかります。

シンプルなIoTに見えますが、かなりの知識と技術、それに創意と熱意がないとできませんよね。相当な現実味がありますが、いつかこの技術は製品化しますでしょうか? 今後も独創的なSinghさんに注目です。

Source: YouTube, Twitter via hackster.io, sheke.it

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