企業時価総額でAppleが一時的に首位陥落。Microsoftに8年ぶりに抜かれる

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  • author そうこ
企業時価総額でAppleが一時的に首位陥落。Microsoftに8年ぶりに抜かれる
Photo: 山本勇磨

とはいえ、どちらも超ハイレベルなんだけどさ…。

米国現地時間で26日、Apple(アップル)が企業時価総額トップから一時転落。26日取引終了時点ではAppleがトップの座を取り戻したものの、8年ぶりにMicrosoftに時価総額を一時的に抜かれ、1位をめぐって両社デッドヒートという、大盛り上がりの経済界大ニュースとなりました。

Appleの経済ニュースと言えば、今年の8月、アメリカ企業初の1兆ドル企業を達成したことが記憶に新しいですね。10月には時価総額で過去最高の1兆1000億ドルを記録しており、(平成最後の冬に堂々と昭和の言い回しをしますが)Appleってイケイケドンドンじゃん!って思ってましたけど…。

iPhoneの不調が原因か

一時的とはいえ首位陥落。ライバルが絶好調なのか、Appleが不振なのか…。ネタ元のBloombergも解説しているとおり、Appleの懸念点はiPhone。昨年10周年を迎え、近年のAppleを牽引してきたギズモードの大好きなiPhoneが販売不振に陥りつつあります。

iPhone XRの増産計画が中止されたという報道があったと思えば、今度は値下げ。iPhone XRは販売台数が予想を大きく下回っているという話です。その証拠と言っちゃなんですが、2018年度第4四半期を最後に、Appleは今後、iPhoneの販売台数を決算で発表しない方針を固めました。売り上げ高は公表するけど、台数は秘密。iPhoneそのものの値段があがっているので、売上高はアップするものの、売り上げ台数は横ばいなんです。これ、iPhoneがじわじわと感じている不安要素ですね。

Apple哲学がビジネスに反映されていない?

じわぁっと不安を感じるのは、iPhoneだけではありません。今月発売されたばかりの新iPad Pro。米Gizmodoは「最後の良タブレット」とレビュー評価を下していますが、これはつまり、今のボリュームゾーンである(そしてMicrosoftの超得意分野でもある)2in1端末では、ビジネスとしてちゃんと戦えていないということ。もちろん、MacBookでも。

ガジェットに詳しくない人も、経済にうとい人も、カフェでお仕事している人たちを見ると気づくことありませんか? 一時期は、「おしゃれカフェでMacBookでドヤる!」のが主流だったものの、気がつけばSurfaceユーザーかなり増えてきています。AppleとMicrosoftの本国アメリカでは、カフェで端末開いている人たちのMacBook:Surfaceの割合は半々って感じだとかなんとかさ。

サービスシフトでスランプにならないと良いけど…

イノベーションを起こし続けてきたApple、企業時価総額が最高潮になった今だからこそ、伸び悩みつつあるのかな。よく言われますが、Appleはハードウェアだけではなく、サービスも売るようにシフトしています。先日のスティック型Apple TVの噂も、その関連だと見られています。

来年の動向しだいではスランプ期に突入するのでは?って不安にもなります。とはいえ、AppleもMicrosoftも、26日の取引は株価を上げての終了なので、もーのすごい高みの悩みではあるんですけど。雲の上のライバル争いです。

Source: Bloomberg, The Verge

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