Amazonがラジコンカーを発売。なんでラジコン?

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  • author 岡本玄介
Amazonがラジコンカーを発売。なんでラジコン?
Image: Amazon via designboom magazine

カメラが付いているほうがフロント?

オリジナル製品もいろいろ作っているAmazon(アマゾン)ですが、今度はラジコンカーを販売します。

でもAmazonといっても、発表したのは通販サイトではなくクラウド・コンピューティング・サービスAmazon Web Services(通称、AWS)。エンジニア向けにサービスを提供するAWSは、AIで自律運転するラジコン「AWS DeepRacer」を発表したのでした。

強化学習のためのプロダクト

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Image: Amazon via designboom magazine

Amazonがしたいことはラジコンを作ることではありません。AWS DeepRacerは機械学習の一種である、強化学習(RL、reinforcement learning)を手を動かしながら学ぶためのプロダクトなんです。

4WDで動くAWS DeepRacerは実車の1/18サイズで、AIがトライ&エラーで強化学習で行ない、より正確な運転を目指すようになります。

すでに米Amazonで販売されており、定価は400ドル(約4万5000円)。公開現在は値引きされていて、249ドル(約2万8000円)で予約できるようになっています。

中身はガチ

AWS DeepRacerのプログラミングには、機械学習モデルの構築とトレーニングのためのプラットフォーム「Amazon SageMaker」を使用します。中にはIntel Atomプロセッサーと4GBのRAM、ヒート・マップを作る1080p解像度の4Mピクセル・カメラ、WiFi、2時間駆動できるバッテリーなどを搭載しています。

内蔵ソフトウェアとして、オペレーション・システムとなる「Ubuntu OS 16.04.3 LTS」、「ROS Kinetic(ロボット・オペレーティング・システム)」、それから視覚情報を制御する「Intel OpenVINO」というコンピューター・ビジョン・ツールキットがAtomプロセッサーで走ります。

AWS DeepRacerの走らせ方

開発者たちは3Dシミュレーターでバーチャルに試走を行ない、アルゴリズムを精錬させていきます。それが上手く行ったと思ったら、AWS DeepRacerを実際に走らせるのです。

AWSは来年、ディープレーサー・リーグというレース大会を開催。勝負はAWS DeepRacerの走りというより、アルゴリズムを競うのが主旨になるようです。勝者や好成績を出した選手(またはチーム?)は、2019年に行われるチャンピオンシップ大会へと駒を進めるとのこと。

きっとオリジナル塗装を施したりと、楽しい車体が登場するのでしょうね。AIによる自律運転レース、どんなものになるのか楽しみです。

Source: aws (1, 2) via designboom magazine

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