わかっちゃいたけど、きっぱり言われるとね。
スマートフォンのバッテリー駆動時間は、ユーザーにとっても開発メーカーにとっても悩みのタネ。ところがGoogle(グーグル)の報告によれば、ダークモードを活用することでスマートフォンのバッテリー駆動時間をかなり改善できるようなのです。
なら、ダークモード使ってみる気も起きるかな。…ただし、有機ELディスプレイを搭載したスマートフォンに限りますが。
半分、いや、それ以上

この資料は、11月7~8日に行なわれたAndroid Dev Summitの最中にGoogleが見せたもの。有機ELディスプレイを搭載した「Pixel」では、Google マップをダークモード(ナイトモード)で使うことで、63%も消費電力が低下しています。素晴らしい!
しかし、液晶ディスプレイを搭載した「iPhone 7」に目を移すと、通常モードでもダークモードでも消費電力は変わっていません。最新のiPhoneは「iPhone XS/XS Max」にて有機ELディスプレイを搭載していますが、古めのiPhoneを使用している方には少し残念な結果です。
なぜ?
このように結果が分かれた理由は、有機ELと液晶の発光形式の違いにあります。まず有機ELは素子自体が発光します。なので黒い部分は発光せず、自然と消費電力が下がるのです。いっぽう液晶は、バックライトの光を液晶で遮るので、表示する画像の色は消費電力にあまり関係ありません。
現在はYouTubeアプリなど、AndroidアプリでもiPhoneアプリでもダークモードが使用できるものが徐々に増えつつあります。もしお手元の端末に有機ELディスプレイが搭載されていたら、ダークモードを積極的に試すのも良さそうです。
Source: SlashGear