殺風景でまだ最低限のものしか備わっていませんね。
「開孔」と「退屈」、両方の意味をダジャレている会社名のThe Boring Company。このたびCEOのイーロン・マスクが、およそ3.2kmの距離を早送りで進む映像をツイートしました。
“不愉快なほど長い”トンネル
— Elon Musk (@elonmusk) 2018年11月3日
これは今年12月にオープンするL.A.の地下トンネル交通網を、マスク自身が歩いて撮影した動画とのこと。つぶやきにはこうあります。
今夜The Boring Companyが掘った、L.A.の地下の全長を歩いてきた。不愉快なほど長く、12月10日のオープニング・パーティーでは(長いだけで深さのない)1次元になる。
So underappreciated
— Elon Musk (@elonmusk) 2018年11月3日
加えて「正しく評価されない」と、謙遜なのかガッカリした正直な感想なのか、察しようがないコメントもつぶやかれています。
穴掘りの経緯
掘削事業は、L.A.の渋滞にウンザリしたイーロン兄貴が、それを軽減すべく穴掘りを宣言した1カ月後の2017年初頭に始まりました。
L.A.のホーソーン市から2マイル(約3.2km)の距離を進めても良いと許可を得たたのち、SpaceXの地下から掘削を始めました。そして先月、オープンの日程を発表したニュースは記憶に新しいですね。
この高速地下シャトルは、8~16人を最大時速250kmで一気に輸送するもの。L.A.のメトロは最大時速40km超なので、どれほど移動が速くなるのかは明らかです。
ここからのSF化に期待
今はシカゴでも掘削する契約をゲットしたことですし、今後は全米の主要都市でどんどんトンネルが掘られていくかもしれません。
しかしもう公開までそんなに日がないのに、まだ普通のトンネルだったのはちょっと残念。「アーバン・ループ」の車両も、ハイパーループの実物大ポッドも、さらにはSpaceXの宇宙服も、SFチックでサイバー感たっぷりなので、トンネルもそういうのを期待したいところです。
Source: Twitter