やっといて!
レストランやホテルなどの電話予約を代行してくれるGoogleの新サービス「Google Duplex」が、ついに一部のユーザー向けにローンチされました。
Venturebeatによれば、提供されたのはアメリカ在住の一部のPixelユーザーとのこと。現在、予約が行なえるのはニューヨーク、アトランタなどの限られた都市内のレストランなんだとか。そしてさっそく、Duplexによる電話代行の、予約する側と受ける店舗側のやりとりを公開しています。
まず、ユーザーがDuplexにレストランの予約を頼む様子の動画から。
ユーザー「レストランの予約をして」
Duplex「かしこまりました。いくつか候補をみつけました。どこがいいですか?」
ユーザー「カフェ・イスタンブール」
Duplex「かしこまりました、カフェ・イスタンブールには私が予約します、何名様ですか?」
ユーザー「2人」
Duplex「2名ですね、いつですか?」
ユーザー「金曜日」
Duplex「何時?」
ユーザー「7時」
Duplex「金曜の夜7時ですね。その時間が無理な場合に備えて、7-8時の間としてもいいですか?」
(予約のための電話番号の確認などが続く)
と、予約の日時を聞いた後に、希望の時間がダメだった場合のフォローまでしています。できる幹事のような頼もしさがありますね。
続いて、この予約を受けるお店側の様子。
Duplex「クライアントのために予約をしたいのですが、Googleから電話しているのでこの通話は録音される可能性があります。明日の予約はできますか?」
店員「ええ、何時に予約したいですか?」
Duplex「…夜7時に」
店員「承りました。何名様?」
Duplex「2人で」
店員「2名様で明日夜7時ですね、お名前は?」
Duplex「…アナです」
店員「アナですね、かしこまりました」
Duplex「…OK!」
店員「では明日、ありがとう」
Duplex「ありがとうございます。失礼します」
ちょっと沈黙はあったものの、ちゃんと名乗ってしっかり予約しています。
電話代行を頼んだ時には店の営業時間外だったなどの理由で予約を完了できなかったとしても、下画像のように進捗状態が反映されるそう。人間であれば、うっかり忘れてしまいそうなところを再チャレンジしてくれるという頼もしさよ…。

すぐに予約を完了できなくても進捗はわかるし、再度問い合わせてくれるしで、手厚いフォローを感じます。これはめちゃ期待できそう…!
アメリカ限定がしばらく続きそうですが、一刻も早く日本に上陸してほしいなと。
Source: Venturebeat, YouTube(1, 2)