なんとiPhone XRが、値下げされるとのこと…。
このうれしいニュース、報じたのはWall Street Journalです。「Not So Big in Japan」と題したこの記事では、たびたび囁かれていた、iPhone XRの伸び悩む売行きを調査しています。
端末補助で値引き
iPhone XRの値引きは、国内のキャリアで行なわれます。直接的に値引きされるのではなく、Apple(アップル)がキャリアに販売補助金を支払う形で、ユーザーの実質負担額を下げるとのことです。
すでにNTTドコモは、11月26日から「端末購入サポート」の対象にiPhone XRを追加しており、64GBモデルの支払い総額は2万5920円(税込、新規契約)とかなり安くなってます。これにau、ソフトバンクも続くことでしょう。
原因はiPhone 8が売れすぎ?
iPhone XRの値引きのマーケティング調査のBCNによれば、10月26日から11月20日の間に売れたスマホは、iPhone XRを大きく離してiPhone 8がトップに躍り出ているとのこと。
SIMフリーモデルのiPhoneでは、型落ちになるタイミングで安くなるのが通例で、現状iPhone 8はiPhone XRよりも1万7000円以上も安く買えてしまいます。「最新じゃなくても良い」層にとっては、バリバリ現役で使えるiPhone 8のほうが魅力的なのでしょうね…。
iPhone X カムバック
今回のiPhone XRの報道と同時に、iPhone Xの再生産も報じられています。1年限りのはずだったiPhone 10周年記念モデルが、ピンチヒッターとして復活…。
iPhone Xがカムバックしそうな兆しの背景には、どうやらSamsung(サムスン)のディスプレイが一枚かんでいる様子です。
契約上Appleは、一定枚数のディスプレイをSamsungから購入することが条件になっているので、iPhone XSとiPhone XS Maxの売行きがふるわない今、iPhone Xの生産を復活させることで、余っているOLEDディスプレイを使いきっちゃおうという目論見のようです。が、iPhone Xの再販売が世界展開されるかは未定。
Source: Wall Street Journal via 9to5Mac, NTTドコモ