巻き返しに期待。
長年の沈黙を破り、とうとう新モデルが投入された「MacBook Air」。今回のデータはその発売前なので参考程度にしていただきたいのですが、2018年第3四半期のMacBookシリーズの出荷台数シェアが前年比で大幅に低下していることが判明しました。

上のデータは、調査会社のTrendForceが掲載したデータです。2017年第3四半期(7月〜9月)と2018年の同期の出荷台数を比較すると、なんとApple(アップル)のシェアは24.3%も減少しています。また出荷台数ランキングでも、AppleはAsusに抜かされ5位に後退しているのです。
この理由としては、TrendForceも指摘していますがMacBook Air待ちの買い控えが大きな理由であったことは間違いないでしょう。イベント前にはMacBook後継機なのかどうかはわかっていませんでしたが、新モデルの登場はすでに十分予測されていました。
さらに、「MacBook」と「MacBook Pro」の価格の高さも問題です。どちらも14万2800円から(15インチMacBook Proは25万8800円から、いずれも税別)と、残念ながら気軽に購入できる価格帯ではありません。
さらに、MacBook Proの完成度が洗練されていないのも困りもの。「Touch Bar」は購入初日に遊んだ以外は使い道がなく、キーボードの打ち心地もいまだに高い評価は得られていません。見た目のカッコよさやパフォーマンスにはまったく不満がないので、これは実に惜しい...
なお、先日投入されたMacBook Airも13万4800円からと、事前予測よりは高額な価格帯の製品となりました。今回の市場シェアにはMacBook Airのデータは含まれていないはずなので、今後どこまでMacBookシリーズが巻き返しを図れるのか、注目が集まります。
Source: TrendForce