プラスチックごみを仮想通貨にして貧困も解決。一石三鳥の仕組みとは?

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  • author 渡邊徹則
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プラスチックごみを仮想通貨にして貧困も解決。一石三鳥の仕組みとは?
Photo: Shutterstock

偉大なアイデアです。

日々の生活で大変お世話になっている、プラスチック。ちょっと辺りを見回すだけでも、多くの製品で利用されていることが分かります。

しかしその丈夫で使いやすい性質が裏目に出てしまったのが、ごみ問題。1800年代から現在までに人類は80億トンものプラスチックを生産してきましたが、そのほとんどはいまだにリサイクルされていないそうです。

IBMのWebメディアMugendai(無限大)では、そのプラスチックごみ問題、および途上国の貧困を一気に解決しようという画期的なアイデアが紹介されていました。何やら仮想通貨まで関係しているそうなのですが、一体どのような仕組みなのでしょう…。

プラスチックのゴミを仮想通貨で買い取り

現在、世界中のには1.5億トンのプラスチックが投棄されており、年間800万トンのペースで増え続けているとされます。その多くはゴミ管理のインフラが整っていない発展途上国から流出しているといわれ、全世界的な社会問題となっています。

そこで登場したのが、「プラスチックによる海洋汚染と貧困層の救済を一気に解決する」というコンセプトの元に生まれた「プラスチックバンク」という仕組み。これは、使用済みのプラスチックを回収してリサイクルし、業者などに販売するビジネスです。

このプラスチックバンクの特徴的な点は、対価を仮想通貨で受け取れるところ。プラスチックごみを拾うと仮想通貨がもらえ、そのまま水や食料などを購入できるというその仕組みは、現金化しない分、盗難や偽札といった問題も解決され、一石三鳥という感じがします。

もし世界中の放置プラスチックをすべてリサイクルできれば、その価値はなんと4兆ドルにも上るそうで、ビジネスとしても大きなチャンスがありそうですよね。

社会問題とデジタルテクノロジーが融合した、典型的な好例ともいえるこのプロジェクト。その仕組みについて、詳しくはMugendai(無限大)より詳細をご覧ください。

Source: Mugendai(無限大)