ネイティブ中国マーケティング。
OPPO(オッポ)が、新型スマホ「R17 Pro」と「AX7」をリリースしました。「まーたスマホ出したんか!」と叫びたくなりますね。
叫びたくなる理由

おさらいすると、OPPOは今年1月に上陸した中国のスマホブランド。上陸と同時にリリースしたスマホ「R11s」を皮切りに、今日まで7機種のスマホをリリースしました。
(時系列順)
・OPPO R11s(1月)
・OPPO R15 Neo(8月)
・OPPO R15 Pro(8月)
・OPPO Find X(10月)
・OPPO R17 Neo(10月)
・OPPO AX7(11月)
・OPPO R17 Pro(11月)
序列としては、Rは数が大きいほど新しくなり、「Pro」が上位、「Neo」が下位。Find Xは最上位モデル、AX7が最安モデルと覚えておけばOKです。
落差9万円。守備範囲ひろすぎない?

多分、今年のラインアップはこれで完結でしょう(OPPOのことだからわかりませんが)。だから、1年の総評の意を込めてOPPOの人に聞いてみました。
「なんでそんなに沢山のスマホを出すんですか?」
その答えは…
「ラインアップを早く揃えるため」
なんだか、モヤっとする答えですが、そういうことです。
「ラインアップを揃える」というのは、高額で高性能なモデルから、安くてそこそこのモデルまで揃えるということ。事実、一番売れるのは真ん中くらいのモデルだったりするので、いろんな選択肢があると、いろんな人に選んでもらえるよね。っていうのがOPPOの戦略でしょう。
最安のR15 Neoから、最上位のFind Xまで本当ピンキリです。2万5000円から12万円ですよ? 9万円以上も落差のあるメーカーは日本だとOPPOとHuawei(ファーウェイ)くらいでしょうね。
そんなに刻む意味あるの?

モヤっとする原因は、なぜそんなにラインアップを刻む必要があるのか?ってことですよね。AX7とR17 Neo(グローバルでは「OPPO K1」)なんて、価格は1万円くらいしか変わりません。確かに、ディスプレイ指紋認証、プロセッサは違うのですが、けっこう、刻んでます。
ただ、そこは中国シェア2位のOPPO。中国やインド(OPPOはインドでも人気)といった多様で巨大なマーケットに合わせて、ピンからキリまでのモデルを展開。さらには、超早いスパンで、ぐるぐるアップデートする戦略をとっています。
HuaweiやXiaomi(シャオミ)も同じ戦略を取ってますが、OPPOはできるだけグローバルに近い形で日本に持ってきているように思えます。
ゆっくりでもいいからFeliCaモデルがほしい

ということで、沢山リリースする理由を一言でいうと「グローバルと同じように、ラインアップを拡大するため」。
上陸1年目だからこそ、ラインアップの拡充を急いだってことですね。にしても、中国と足並みを揃える必要あるのか?という疑問と、R15 Proのように、遅れてもいいからFeliCaを搭載してほしい。という希望もあります。が、そこはまぁ、ビジネス…ってことで。
Source: OPPO Japan