Arriving soon...。
サンフランシスコで開催中のSamsungのデベロッパ・カンファレンスSDC。スマホ業界期待の新星折りたたみスマホがお披露目されるのではと、多くの人が期待して初日の発表会を見ていました。まぁ、結果からいうと発表はされませんでした。チラ見せだけでした。
満を持しての「Arriving Soon」
世界が見守る中、折りたたみスマホの存在に触れたのは、引っ張りに引っ張ってスタートから1時間20分ほどたった時。Samsungのディスプレイの歴史を語ったあとで、満を待しての登場。
折りたたみスマホに採用されているのは、Samsungいわく「ディスプレイ技術の未来」だというInfinity Flex Display。スクリーンいっぱいに折りたたみスマホの映像が流れはじめ、興奮マックスになった時に出てきた文字が「Arriving Soon」。正直、動画後の会場拍手はちょっとパラパラ気味でした。みんな「え?」って肩透かしくらった感。

実機?をちら見せ!
ただ、カンファレンスの発表ステージは、このあと最高潮の盛り上がりを見せました。なんと、ステージに折りたたみスマホが登場したのです。モバイルプロダクトマーケティングのシニア・バイス・プレジデントであるJustin Denison氏が、スーツのポケットから取り出した折りたたみスマホ!


オープン! 今日1番の盛り上がりの瞬間です。

Samsung's foldable display in action! pic.twitter.com/9yXAZk8JxG
— SamMobile (@SamMobiles) November 7, 2018
開閉披露はしたものの、会場が暗い。Denison氏がスーツから折りたたみスマホを取り出して、再びスーツにしまうまで、ステージの照明がぐっと落とされていたのです。Denison氏いわく「今、詳細見せたら怒られるので言えません!」。どうやら外側のデザインも「変装」させられていたみたい。

来年発売! 7.3インチでどうぞ
正式に明らかになったこともあります。構造やテクノロジー、デザインや、価格、発売日については一切触れないものの、数ヶ月中には大量生産体制にはいると明言。来年発売予定。
クローズ時も、タッチディスプレイで操作可能。オープンすれば、ディスプレイサイズ7.3インチ。同じくSDCで発表された新UI「One UI」のおかげで、開閉どちらのパターンでもアプリをスムーズに使い続けられます。
Androidも折りたためるように
また、アプリは3つまで同時表示&同時使用が可能なこともわかりました。Denison氏のあとには、GoogleのAndroid UX担当者が登場し、Androidが折りたたみスマホ対応することも発表。近々、折りたたみスマホ用のエミュレータAPKも配布予定、どのようにアプリを作るべきかのガイドラインも公開されます。
そして、SDCでは「Is Your App Ready for Foldable Phone?(あなたのアプリはお折りたたみスマホ大丈夫?)」というセッションも設けられており、カバーディスプレイとメインディスプレイの2つを持つ折りたたみスマホの本格デビューに向けて、準備は着々と進んでいます。
今日の発表でもしや出る?と期待しすぎましたが、もうあとちょっとです。折りたたみスマホ発売は、本当にすぐそこまで来ています。
Android対応ということはこれ、折りたたみ式増えますね。ノッチのときみたいに。