留守中の車内で動体検知します。
電気自動車メーカーTeslaが、「Model S」と「Model X」を盗難から守るために、アフターマーケット製品として強化盗難防止装置の「Enhanced Anti-theft」というパッケージを発表しました。
electrekによりますと、Teslaは公式サイトでこうコメントしています。
車内に動きがあるか、車両が動かされているか、または傾いているかを検知するように設計されたアクテイヴ・センサー技術が、車両の保護を強化します。
ハッキリ聞こえるアラームで、潜在的な盗難に対して警告します。
きっかけは「リレーアタック」という盗難手口
Enhanced Anti-theftはヨーロッパで多発した、Teslaを含むキーレス自動車に対するリレーアタック(キーレス自動車の微弱な電波を利用する)という手口の盗難がきっかけで開発されました。
Tesla車はGPSがあるので盗難されても追跡して回収できるだけでなく、最近はPINコード認証しないとエンジンがかからないようになりました。しかし、中には何かしら高度な技術を駆使してそれらをかいくぐり、盗んでいった犯人もいたんだとか。なので動体検知でもセキュリティーを高めようとしたのですね。
ちなみに「Model X」のパッケージは、そのたTeslaのSUVにも適用可能とのことです。
お値段は?
送料と設置料込みで350ドル(約3万9500円)とのこと。ですが、2015年9月16日以前に作られた「Model S」には非対応というのだけ注意が必要です。
クルマがハイテクになるほど、それをハックする術が生まれてきますし、まだまだイタチごっこは続くのかもしれませんね。ですが機能をアップデートできるTesla車だからこそ、防犯システムを容易に進化させることができるのでしょう。