テスト用ですが、やっと繋がりました。
11月16日、イーロン・マスク兄貴のトンネル掘削業者The Boring Companyが、ロサンゼルスのホーソーン市でずっと掘り進めていたトンネルを開通させました。
その開通の瞬間の映像を見てみましょう。
— Elon Musk (@elonmusk) 2018年11月17日
砂場で作った山にトンネルを掘ったときと同じような、いやそれ以上の達成感でしょうね。そしてドリルが貫通した場所は、こんな様子になっています。
Congratulations @BoringCompany on completing the LA/Hawthorne tunnel! Cutting edge technology! pic.twitter.com/80WbSQekCQ
— Elon Musk (@elonmusk) 2018年11月17日
O’Leary Station taking shape pic.twitter.com/O25AhFBnxA
— The Boring Company (@boringcompany) 2018年10月19日
このゴール地点は、同じくホーソーンにあるThe Boring Companyの土地で、駅名は「オリアリー駅(O'Leary Station)」にするつもりなのだそうです。この名前は、最近亡くなった従業員の名字に敬意を評して、ということだそうな。
事業の開始ときっかけ
この掘削事業は、2016年末にロサンゼルスの渋滞にウンザリしたイーロン兄貴が、それを軽減すべく穴掘りを宣言し、その1カ月後の2017年初頭、兄貴の持つ航空宇宙会社SpaceXの地下から掘り始めました。
その目的は、8~16人を最大時速250kmで一気に輸送する高速地下シャトル「アーバン・ループ」を通すというもの。この近所では、これからバット・ケイヴよろしく、普通の家のガレージからトンネルまでを繋ぐ計画も進んで行きます。
ちなみにL.A.の地下鉄レッド・ラインから、地元の野球場ドジャー・スタジアムまでトンネルを掘ることも決定しており、シカゴでも掘削する契約をゲットしているので、今後も目が話せない事業となっています。
掘削に使われる巨大ドリルは、Xboxコントローラーで操作することも明らかにされ、我々をビックリさせたことも……。
Best video game ever pic.twitter.com/DlGFsji76l
— The Boring Company (@boringcompany) 2018年9月8日
掘削中は資金繰りのため(?)「火炎放射器じゃないやつ」を販売し、500万ドル分が売れたことも、掘削で出た残土をブロックにして1個たったの10セント(約11円)で売り出すこともありました。
トンネル内の様子
11月3日のツイートではマスクご本人が3.2kmのトンネル内を歩き、「不愉快なほど長い、正しく評価されない」と謙遜なのか皮肉なのか察しようがないコメントをつぶやいたりという一幕もありました。ですが、どうにか12月10日のオープニング・パーティーには間に合いそうですね。
翌日12月11日には、無料で体験試乗ができるので、その日までの兄貴のつぶやきと、当日の市民が乗った感想や写真なども楽しみにしておきましょう。
Source: The Boring Company, Twitter via ars TECHNICA, vimeo