最新のiPad Pro、本当に必要な人って多いの?

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  • author Mario Aguilar - Gizmodo US
  • [原文]
  • Rina Fukazu
最新のiPad Pro、本当に必要な人って多いの?
Photo: Alex Cranz(Gizmodo US)

動画視聴だけならほかのデバイスでも十分そうだけど...。

先日発表されたiPad Proがいままで以上にパワフルで美しいデザインを備えていることはわかります。でも正直「みんな、最新のiPadでなにするの?」っていう素朴な疑問を投げかけずにはいられません。

iPadユーザーのなかには、スマホより大きな画面でネットを使うのが楽だという人、あるいはノートPCの簡易版として作業用で使う人もいることでしょう。いずれにしても、従来のデバイスの間をとっているユニークな存在であることは間違いありません。

iPadが初めて登場したときのことを覚えている人はいるでしょうか? 当時は、誰もがタブレットコンピュータという新たなデバイスの可能性に期待したものです。スティーブ・ジョブズと彼の友人らが発表したiPhoneに続き、iPadも素晴らしいのではないか、と。

先日、iPad Proが発表された際もやはり、私たちの心がときめいたのはおそらく製品そのものというよりもそのポテンシャルに対してだったような気がします。新製品の発表で、ここまで可能性を魅せてくれるのだからAppleは改めてスゴいなぁとも思います。

iPad Proはこれまでのモデルと比べてまぎれもなく美しく、先進性を極めています。特にほぼ端から端まで広がる画面は、すばらしいインダストリアルデザインだといえるでしょう。インディペンデント紙によるインタビューでは、Appleの最高デザイン責任者であるJony IveがiPadの新モデルについてディスプレイの角の曲線を描く丸みが、いかに魅力的であるかについて繰り返し強調していました(ちなみに数年前を振り返ると、Microsoftのハードウェア責任者であるPanos PanayがSurfaceについて同じようにデザインについて深く語っていたこともありました)。

iPad Proのターゲット層は、クリエイティブ職。ニッチな利用場面に向けて改良されているため、 一般的なユーザーにとってどのように役立つか説明するのは難しいところでもあります。たとえば、タッチペンのパフォーマンスやCADのレンダリング速度など、建築士、DJ、グラフィックデザイナーなどのiPad ユーザーには最適かもしれませんが、それ以外の人たちには少しパッとしないところでもあります。もちろんこのデバイスをきっかけに、隠れたクリエイティブな才能を見出せる人もいるのかもしれませんけどね。

そうでない場合、私たちはiPadをどう使えば良いのでしょうか。いまの時代、iPadの利用場面で一番先に思い浮かぶのはNetflixなどの動画視聴です。でもこれについては、たとえ2014年に購入したiPadでも、あるいは多くのPCでも同じようなパフォーマンスを期待できるでしょう。まだiPadを持っていない人であれば、もっと安価でベーシックなモデルを検討しても良いかもしれません。でも、もしクリエイティブで特別なタブレットユーザーでありたいというのであれば、約10万円くらいの出費も視野に入れるべきでしょう。それに、長期的な利用を視野に入れるならば、最新モデルを買うのは合理的な判断だともいえます。

iPadの利用場面や必要性についてどんなに懐疑的になろうとも、Appleの高額な最新製品を求める人は世界に何千万といるもので、多くの人たちがすべての機能をフル活用せずインテリアやファッションの一部みたいに扱っていてもその事実は変わらないのかもしれませんね。

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